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楽天・辰己涼介の肩がすごいと話題に!新人王なるか…?

   

 2018年のドラフト会議。ハズレ1巡目指名で東北楽天ゴールデンイーグルス、阪神タイガース、読売ジャイアンツ、福岡ソフトバンクホークスの4球団が競合。そして、最初にくじを引いた石井一久ゼネラルマネージャーが交渉権を獲得

 楽天に入団したのが立命館大学出身の辰己涼介選手でした。この年の大学No.1外野手と評価していたスカウトもおり、非常に高く注目される中でのプロ入りとなりました。そんな彼の一番の強みである肩の強さや、新人王獲得の可能性などについて考えてみましょう。

肩がスゴい!

 辰己選手は、非常に肩が強いと話題になっています。プロ入り前から、「足と肩についてはプロでもトップクラスのレベル」とスカウトから評価されていました。肩が強いことを表す「強肩」よりも、更に上という意味で「猛肩」とさえも称されたほど。

 この言葉からも、如何にスゴいのかが伝わるでしょう。肩の強さを測る指標は幾つかありますが、辰己選手の場合には遠投125mという優れた数字があります。プロ野球の世界では、100mを超えれば肩が強いと言える部類に入り、110mを超えれば強肩と言って良いとされます。

 近年における強肩で有名だった選手としては、2012年に現役を引退した英智さん(現・中日ドラゴンズ二軍外野守備走塁コーチ)がいます。2012年10月5日に行われたナゴヤドームでの試合後のセレモニーにおいて、ホームから外野スタンドをめがけての遠投を見せ、約110メートル先の右翼ポールに直撃

 スタンドからのアンコールによる2投目では、なんとライトスタンドに放り込んでいました。ホームから外野スタンドに投げ入れられる選手はなかなかいません。英智氏の遠投は、衝撃的なシーンとして多くの人が度肝を抜かれました。

 この英智氏が2002年12月に収録された、プロ野球オールスタースーパーバトルという番組の「遠投日本一決定戦」では遠投123mを記録して優勝。これは歴代最高記録とされています。辰己選手の125mはこれを上回っており、その点からも相当な肩の強さであることが伺えます。

新人王なるか!?

 辰己選手が新人王を獲れるかについて考えてみましょう。開幕一軍入りを果たしましたが、4月21日までに12試合に出場して打率.208、1打点、1盗塁という成績で翌22日に抹消が決まりました。ただこの時の抹消の理由について、平石監督は「守備が良いのはわかっているため、2軍で打席に多く立つことで状態を戻してほしい」とコメント。

 単なる不振ではなく、実戦で経験を積んでもらうための登録抹消であることを説明しておりました。そして、2軍のイースタン・リーグでその期待に応える活躍を見せます。計8試合に出場した中で、抹消されて2軍に来てから初打席となる23日の対ヤクルトスワローズ戦。

 2018年に新人ながら2勝を挙げ、防御率も3.09という成績を残した大下佑馬投手から、先頭打者本塁打を放つという幸先の良いスタートを見せました。その後、結果的には30打数9安打、2本塁打、3盗塁で打率.300、出塁率も.382という好成績をマークしました。

 「打席数を重ねることで、タイミングの取り方を始めとして良い感覚が戻ってきた」と自身も手応えを感じた様子であり、5月3日に再昇格を果たすとその試合で即スタメン出場。そして、6日の対埼玉西武ライオンズ戦ではプロ初ホームランをマークするなど、成長を見せました。

 5月の月間の打率は.264と、抹消前に比べて大きく数字を向上させております。そして、盗塁数はチームトップの6個。パシフィック・リーグは投手の新人王争いが非常にハイレベルなのですが、野手では6月6日現在、新人王有資格者の中で辰己選手が最も多くの打席数を記録しています。今後も1軍で多くの打席に立って出塁を増やし、盗塁数を伸ばしていければ新人王の可能性は十分ありそうです。

まとめ

 以上、辰己選手についてご紹介しました。肩の強さもそうですが、守備の実力は数字では表せないものが多いものの、守備に関しては非常に高い評価を得ています。

 新人選手の場合には多少打てなくとも、守備が出来れば実戦を踏む中で打撃は向上させていけるという考えの指揮官も多くいます。辰己選手も守備から流れを掴み、今後更に成長してほしいものですね。

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