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西武ライオンズ山野辺翔の守備に注目!新人王の可能性は・・・

   

 2018年のドラフト会議で、埼玉西武ライオンズ山野辺翔選手を3位で指名しました。身長は170cmと小柄ながら、バッティングにはパンチ力があります。

 そして、俊足で守備範囲も広く、ドラフト前には将来的に広島カープの菊池涼介選手のようになれるとの声も。今回はそんな彼が、2019年の新人王になれるかどうかなどを見ていきましょう。

プロフィール

生年月日:1994年5月24日
出身地:東京都府中市
利き腕:右投右打
ポジション:内野手

 中学生の時は武蔵府中リトルシニアに所属。高校は神奈川県の桐蔭学園に進み、二塁手としてプレーしましたが甲子園出場はならず。

 また、自身もレギュラーにはなれずに高校野球を終えました。大学は東都大学リーグの桜美林大学に進みましたが、この時に打撃が大きく向上。2年の秋、3年の春、4年の春と夏にベストナインを受賞しました。

 小柄で、当時は小技も効く打者というイメージが強く定着していました。その後、社会人の三菱自動車岡崎に進みました。

 1年目からレギュラーに定着し、クリーンアップも任せられるように。実際、社会人2年間で放ったホームランは公式戦だけでも18本と、三拍子揃った選手と評価されるまでになりました。

守備について

 山野辺選手は守備に定評があり、アマチュア時代には「社会人ナンバーワン内野手」とも言われたほどでした。また大学時代にも、現在千葉ロッテマリーンズに所属する佐々木千隼投手を擁して初めて東都大学リーグを制した際、守備の要のセカンドで貢献していました。

 一言に守備が上手いと言っても色々な要素がありますが、山野辺選手は俊足を生かした広い守備範囲と、打球に対しての反応の良さが最も大きな持ち味です。ただ、ルーキーとしては上手いと言えるものの、他の一軍の選手の間に入るとまだやや見劣りしてしまう感はあります。

 現在のライオンズには、守備だけで見れば12球団全体でもナンバーワンショートと言われる源田壮亮選手がいます。源田選手は2018年12月8日にフジテレビで放送された『S-PARK 』で、プロ野球選手100人が選ぶナンバーワンの「守備部門」で、4連覇中だった広島の菊池選手を抑えて1位に輝いたほど。

 春のキャンプで、山野辺選手が源田選手と一緒にノックを受けるシーンがありました。その時は、源田選手の方が打球に最短距離で反応できる足の運びができており、難しい打球でも簡単にさばけていました。一方で、捕球した後の送球までの流れの滑らかさは、山野辺選手はまだ見劣りするところがありました。

 それでも源田選手に加え、現役時代は守備で活躍した辻発彦監督といった方が身近にいます。これは彼にとって大きなメリットであり、技術を向上させるには絶好の球団と言えるでしょう。今後も彼の守備には要注目です。

新人王の可能性

 開幕1軍こそならなかったものの、その後ファームで調整を続け、4月20日に同じルーキーでドラフト7位で指名された佐藤龍世選手と入れ替わる形で、プロ初の1軍昇格を果たしました。ファームでは4月19日時点で16試合に出場し、打率こそ.250ながらも本塁打2本。

 更にチームトップ4本の三塁打を放っており、出塁率.344、長打率.518、OPS.862と高い数値を残していました。また松井稼頭央2軍監督は、「取り組む姿勢や意識が日に日に良くなってきた」ということを昇格の理由として挙げており、成績と信頼の両方を持った上で昇格となりました。

 しかしながら、8試合で11打数1安打で打率.091という成績で、得意の守備でも2失策と結果を残せず、5月23日に再び佐藤選手と入れ替わる形で2軍へ降格となりました。2軍降格後は長打率が下がったものの、6月16日現在で昇格前は64打席で四死球8個、盗塁4個だったものが降格後は51打席で四死球7個、盗塁4個といずれもペースを上げております。

 ライオンズの1軍は、打撃に関しては非常に強力であり打率、得点はいずれもリーグトップ(得点に関しては12球団でもトップ)。このことから山野辺選手としては出塁率を上げる、盗塁数を増やすといったことで1軍の試合に出るチャンスを増やすことが、新人王の可能性を少しでも上げるために必要になるでしょう。

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