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オリックスの榊原翼が新人王になれるか検証してみた!

   

 投げっぷりの良さ、そして躍動感溢れる投球。オリックス・バファローズの榊原翼投手の印象を語るなら、ファンはまずそう表現するでしょう。

 2019年から開幕ローテーションの一角を任され、6月18日時点で64.2イニングを投げて防御率2.37とパ・リーグ5位の成績です。そんな彼が、2019年の新人王を獲れるか気になるところですね。

プロフィール

生年月日:1998年8月25日(20歳)
出身地:千葉県銚子市
身長:180センチ
体重:90キロ
ポジション:投手
投打:右投右打
血液型:AB型

 日本人の父親と、タイ人の母親のもとに生まれたハーフである榊原投手。小学校4年生から地元の少年野球チームで野球を始めました。銚子市立第二中学校を卒業後、埼玉の名門である浦和学院に進学。2年生の春に甲子園に出場していますが、彼が甲子園のマウンドを踏む事はありませんでした。

 その後、同年の秋からエースの座を掴んで以来、県内で好成績をあげるも甲子園出場は果たせずに終わりました。2016年のドラフト会議で、オリックス・バファローズから育成2位での指名を受けて入団しました。ルーキーイヤーの2017年にウエスタン・リーグで好成績をおさめ、翌2018年3月19日に支配下登録されて背番号61を背負います。

 彼が脚光を浴び始めたのは、シーズンも終盤になってからの事。3度の先発で好投するも、勝利を挙げることはできずに終わりました。2019年は西投手と金子投手の2大先発投手が抜けた事もあり、開幕からローテーションの一角を担い、4月17日にプロ初勝利(球団の育成出身投手では史上初)を飾ります。

 そして、冒頭に挙げた防御率の良さを維持していましたが、6月6日の対DeNA戦にて打球を右手に受けて打撲。現在は登録を抹消され、調整中となっています。武器は150キロ近いストレートと、縦に曲がるスライダー。これらを軸に、決め球であるフォークを織り交ぜるスタイルです。

新人王の可能性

 榊原投手の特徴は、何と言っても安定感に尽きます。QS率(クオリティースタート率:6イニング以上を投げて自責点が3以下だった登板の割合)が90.00なのですが、これはソフトバンクホークスの千賀滉大投手につぐリーグ2位

 また、ランナーが得点圏に進んでも決して動じず、ギアチェンジしたかのように相手打者に立ち向かう姿も、得点圏の被打率・被本塁打率の低さに繋がっています。勝ち星こそ味方の援護が無いのもあり、まだ3勝にとどまっていますが、この安定感さえ維持したまま2桁勝利が実現すれば、新人王の可能性もグッと近づくでしょう。

 その理由として、ここ数年の先発投手の新人王候補になる条件として、まず「2桁勝利」が絶対になっている傾向があるからです。即ち、どれだけチームの勝ちに貢献したのかという点が、評価の対象になっているのです。ただ2019年のパリーグの新人王争いは、かなり混戦模様になるとされています。投手で候補の筆頭に上がるのは、ソフトバンクの高橋礼投手でしょう。

 2年目の2019年は怪我人続出の先発陣の穴を埋める以上の活躍で、勝ち星7はハーラー2位で防御率も2点台と安定感を見せています。ですが、まだ規定回数に達していないのが気になるところ。今後どれだけフル回転するかが鍵となりそうです。次点では、同じソフトバンクの甲斐野央投手2018年のドラフトにて、梅津投手(現中日)上茶谷投手(現DeNA)と共に「東洋大三羽鳥」と言われた中の1人です。

 ドラフト1位で入団して以来、ここまで25試合中継ぎで登板して防御率2.28、HP(ホールドポイント)15は6位と期待通りの活躍を見せています。この両投手はまずチームが優勝争いにどれだけ絡んでくるかという事や、どれだけの登板数を重ねて成績を挙げるのかが新人王獲りのポイントとなるでしょう。甲斐野投手の詳細は、こちらをご覧ください。

 野手に目を向けると、まず楽天の辰巳涼介外野手が挙げられるでしょう。大卒の大型外野手として2018年にドラフトで1位指名され、ここまで48試合に出場。打率.260という成績で規定打席には到達していませんが、最近はスタメンに名を連ねる事も段々増えています。彼については、こちらで詳しくご紹介しています。

 今後は打率、更に得点圏での打率を上がてチームに貢献できるかが鍵となりそうです。更に、自軍オリックスにも、新人王のライバルがいます。それは中川圭太内野手です。「最後のPL戦士」と言われ、2018年まで東洋大で主将を務め、野手を牽引。

 ドラフト7位でオリックスに入団し、開幕こそファームで迎えたものの、その好調さを買われて4月20日に1軍デビューすると、あれよあれよの活躍で打率.281。得点圏打率は4割近くで、最近では吉田正尚選手やロメロ選手と共にクリーンアップを任され、貧打にあえぐオリックスのキーマンとなっています。

まとめ

 ここまで、榊原投手が新人王になれるかを見てきましたが、いかがでしたか?彼のツイッターを見る限り、故障は癒えたようです。

 一刻も早く復帰が待たれると共に、まだまだどうなるか分からないペナントレースが続く中、もし一つでもタイトルを取るような事があれば、榊原投手の新人王の確率も上がりそうです。

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