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ヤクルトスワローズ、ハフの球種を徹底分析!

   

 投手陣の台所事情が厳しい東京ヤクルトスワローズ。その中で、貴重な左腕のリリーフとして活躍しているのが、来日2年目を迎えるデーブ・ハフ投手です。

 当初は1年契約でしたが、2018年のリリーフでの活躍が評価され、1年間契約を延長されました。ここでは、彼の球種などについてご紹介します。

プロフィール

本名:デビッド・グレゴリー・ハフ
生年月日:1984年8月22日
出身地:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ
利き腕:左投げ両打ち
ポジション:投手

 2006年のMLBドラフト1巡目追補で、クリーブランド・インディアンスから指名されました。2003年と2005年にも指名されていましたが、この3度目の指名でようやくプロ入りを果たします。

 2008年には、インディアンスの最優秀マイナー投手に選ばれました。2009年5月17日、タンパベイ・レイズ戦でメジャーデビューを果たし、シーズン終了までメジャーで過ごし23試合に先発。11勝8敗という成績を残しました。

 しかしその後は、この時の成績をなかなか超えることができませんでした。2013年5月24日にDFA(Designated For Assignment:選手を一時的に登録から外し、どこにも登録されていない状態にすること)となると、その後は複数の球団を渡り歩く生活となりました。

 2013年7月13日にエンゼルスから契約を解除され、メジャーでは8年間で25勝30敗4ホールド、防御率は5.17という成績でした。そして、翌14日に韓国プロ野球のLGツインズと契約をしました。シーズン途中での加入ながら、13試合の登板で7勝2敗、防御率3.13という成績を記録。

 2017年は故障により一軍初登板が5月にずれこみ、6勝4敗に留まりましたが、防御率は前年を上回る2.38を記録しました。LGツインズは2018年の再契約を望みましたが、12月21日に日本の東京ヤクルトスワローズが契約を発表しました。

球種

 メジャーリーグ時代は、オーバースローのホームから投げ下ろす最速96.2mph(約155km/h)のストレートを中心にツーシーム、カットボール、スライダー、カーブ、チェンジアップと多彩な変化球を持っていました。しかし、日本に来てからはその中でストレートとカットボール、チェンジアップの3つの球種を中心にピッチングを組み立てており、その他のボールを投げることはほとんどありません。

 カットボールはストレートと球速差があまり無く、変化も小さいボールであり、習得することが比較的容易であることから外国人投手には非常に好まれることが多いです。彼と同じスワローズに所属する他の外国人投である、デビッド・ブキャナン投手やスコット・マクガフ投手もカットボールを多投しています。

 ただその中でも、ハフ投手はカットボールを投げる割合が著しく高く、特に2019年は投球の4割以上がカットボールであり、その割合はストレートとほぼ同じです。つまり、投球の9割近くがストレートとカットボールとなります。

 しかしそれは球種が少ないとも言え、来日当初に務めていた先発では、序盤は完璧な投球をしていても球種を読まれ始めた中盤に、急激に打たれることも多くありました。またランナーを背負うと、セットポジションになるために、どうしてもストレートの球威が落ちてしまうことも難点となっていました。

 そのことから来日1年目の2018年7月22日、対中日ドラゴンズ戦を最後に先発ローテーションを外れ、8月7日の再昇格後は救援投手として登板。その結果、7月まで先発として14試合に登板し、75イニングと1/3を投げて自責点43、防御率は5.14という成績だったのが、8月以降の中継ぎ転向後は21試合に登板し、19イニングを投げて自責点は8、防御率は3.79と改善されました。

まとめ

 いかがでしたか?2019年は6月19日時点で、リーグトップの34試合に登板し1勝1敗10ホールド、防御率2.83と救援投手として非常に素晴らしい活躍をしています。

 スワローズは先発の防御率が12球団ダントツ最下位の5.20ですが、リリーフ陣の防御率は3.90と12球団の中で9番目先発に比べれば頑張っていると言え、その中心選手の内の1人がハフ投手です。

 しかし一方で、現在の登板ペースは年間70試合を超えるペース。夏場以降の疲れが心配されますが、チームのためにこの先も良い投球に期待したいですね。

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