フランスアの広島での年俸を調査してみた!
2018年に支配下登録されると、終わってみればチーム2位のホールドポイントを記録するなど、広島カープのリーグ3連覇に大きく貢献したフランスア投手。左の中継ぎというカープの弱点をしっかりと補い、今やチームに欠かせない選手と言えるでしょう。今回は彼の年俸などについて、ご紹介していきます。
プロフィール
本名:ヘロニモ・フランスア
生年月日:1993年9月25日
出身地:ドミニカ共和国
利き腕:左投げ左打ち
ポジション:投手
2019.7.31 広島東洋カープ
ヘロニモ・フランスア#carp#広島東洋カープ#フランスア#geronimofranzua pic.twitter.com/xqPOgPfaEu— エイプリ@プロ野球12球団好き (@8Prince8Prince) August 5, 2019
2011年、アメリカにあるヒューストン・アストロズのルーキーリーグに入団。2014年、広島カープが外国人選手の発掘と育成を目的として作ったカープアカデミーへ入所。
同年秋に練習生として来日すると、2016年3月には四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスに派遣されます。成績は計14試合に登板して、1勝5敗防御率4.43でした。
身長186cm体重110kgという重い身体から、力強く投げられる最速159km/hのストレートが持ち味です。細かい制球力こそ持ち合わせていませんが、ひたすら力で押し続けるピッチングは日本人にはなかなか見られないタイプであり、打者をねじ伏せていきます。
カープでの年俸
フランスア投手は2018年5月20日に、育成契約を経て支配下登録されました。その時は契約金1,100万円、年俸は880万円と発表されています。育成からの切り替えとは言え、外国人選手にとって1,000万円を切る年俸というのは一見かなり安いように見えます。しかしその代わり、契約年数6年と外国人としては異例の長期契約なのです。
これはカープの外国人、特にカープアカデミー出身選手に対する特徴的な契約方法であり、「安く長く」はお得意のパターンとも言われています。実際、この前年にフランスア投手と同じくドミニカ出身でカープアカデミーを経て支配下登録された、バティスタ選手とメヒア選手とも同じように6年契約を結んでいます。
しかもこの両選手は、初年の年俸がフランスア投手より更に低い520万円と392万円でした。ただ、額は少なくとも出来高はかなり厚く設定されており、活躍した場合の年俸の上がり具合がかなり高くなるのです。フランスア投手は2018年8月、2リーグ制になって以降最多タイとなる1ヶ月に18試合の登板を果たして月間MVPを獲得。
この展開でもフランス君を出すのか…
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— シャア少佐 (@_akai_suisei) August 4, 2019
シーズン途中の加入ながら47試合に登板し、防御率1.66という成績を残しました。その活躍もあり、2019年の年俸は前年の4.5倍以上となる4,100万円にまで跳ね上がっています。安い契約金や年俸の代わりに選手生命を長く保障し、活躍した場合には収入に大きく反映させる契約方法は、選手のモチベーションを保つためのシステムとして完璧なものと言えるでしょう。
20019年のフランスア投手は8月1日までに99試合を終えた時点で、チームトップの46試合に登板。実に全試合中半分近くに登板しており、まさに大車輪の活躍です。さらに、22ホールドポイントとこちらもチームトップ。更にはセーブも6つ記録しています。オールスターにも出場しており、このままシーズン最後まで活躍できれば、再び年俸が大幅に跳ね上がりそうです。
まとめ
いかがでしたか?フランスア投手の初来日は2014年で、そこから支配下登録まで4年と他のカープアカデミー出身選手に比べて遅咲きとなりました。
しかし十分な下積みを経て、見事に現在花を咲かせている真っ最中なのです。練習も手を抜かずに取り組む真面目な性格も持ち合わせており、今後ますますの活躍が期待できそうですね。