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ロッテのチェングァンユウは外国人枠ではない?NPBのルールを徹底解説!

   

 千葉ロッテマリーンズで背番号49を背負う、チェン・グァンユウ投手をご存知でしょうか?2015年から、千葉ロッテに所属している台湾出身の選手です。

 横浜DeNAベイスターズとの契約で日本球界入りしてから、初勝利までに長い時間を要した苦労人でもあります。通訳もつけることなく、自ら日本語の勉強をしてきた努力家で、明るい笑顔と心遣いが光る選手です。

これまでの活躍

 台湾出身のチェン・グァンユウ投手は、国立体育大学に在籍していた2000年の春季リーグで7試合に登板し、5勝で防御率0.00という成績を残しました。この時には、既にチャイニーズタイペイ代表として世界大会にも出場するほどの選手となっており、国内ではかなり有名な存在でした。

 そんな中、2011年にベイスターズからの契約オファーを受けて入団。シーズン中は大学を休学することになります。入団以降、育成を経て支配下登録もされましたが、2014年に戦力外通告を受けてしまいます。日本球界に残るためのラストチャンスで受けた、千葉ロッテマリーンズの入団テストで見事に合格


 ロッテへの入団が決定しました。2015年には来日後、初めて開幕一軍入りを達成。同年のうちに来日初勝利を挙げました。2017年には外国人選手が多く解雇となる中、3.29という防御率を残します。

 一見すると可もなく不可もなく、という防御率に思うかもしれませんが、実は中継ぎ登板限定という条件での防御率は、なんとわずか1点台なのです。こうした活躍もあり、マリーンズ残留が決定。

 2018年は主に中継ぎとして24試合に登板し、防御率も引き続き中継ぎ限定では1点台をマークしました。そして、2019年はさらに出場試合数を42試合まで増やしており、9月中旬時点で防御率3.67、1勝1敗、5ホールドという成績となっています。

外国人枠?

 台湾出身ということで、一見するとチェン投手は日本球界において、外国人枠の選手に該当するようにに思われるでしょう。そもそも外国人の選手がこの枠を外れるための条件としては、以下の4つがあります。

①日本の中学校・高校・短期大学などに通算で3年以上在籍

②日本の大学に4年以上在籍

③日本で選手として契約してから、FA(フリーエージェント)の資格を取得

④日本に帰化して日本国籍を取得


 彼は現時点で台湾国籍の選手であり、さらに台湾の大学出身です。また、一軍で活躍し始めたのは千葉ロッテに移籍してからとなるので、2015年以降のことになります。

 2019年は彼にとって、日本球界入りしてから9シーズン目になるものの、一軍登録の日数が少ないことからまだFAの資格を取得できません。以上のことからチェン投手は、2019年9月現在は外国人枠に該当する選手となります。

 とは言え2018〜2019年と、ロッテでは中継ぎ投手としてしっかり活躍しています。さらにまだまだ年齢も若いことから、今後FA資格を取得できれば外国人枠から外れる可能性も十分にあるでしょう。外国人でありながら日本人枠となる選手はとても重宝されるようになります。ぜひそうなって欲しいですね。

まとめ

 いかがでしたか?チェン・グァンユウ投手、大学時代から特筆すべき経歴を持つ野球エリートでした。ベイスターズ時代は出場機会に恵まれず苦労していましたが、ロッテに移籍してから躍進したのです。

 今は外国人枠ですが、今後FA権を取得できれば外国人枠を外れる可能性も十分にあります。チャーミングな性格からファンにも愛され、最速149キロのストレートと多彩な変化球を持つチェン投手の今後に、さらに注目していきたいですね。

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