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オリックスのアルバースが「アルバース先生」と呼ばれる理由!

   

 2018年からオリックスバファローズに所属しているアルバース投手。2019年の推定年俸は2億円にのぼるなど、チームにとって欠かせない選手となっていますが、そんな彼はなぜか「アルバース先生」と呼ばれています。なぜだかご存知ですか?

プロフィール

【本名】アンドリュー・アルバース
【生年月日】1985年10月6日
【出身国】カナダ連邦サスカチュワン州
【身長】185cm
【ポジション】投手
【投打】左投げ/右打ち


 2004年のMLBドラフト会議で、ミルウォーキー・ブルワーズに指名されましたがケンタッキー大学に進学。その後2008年のドラフト会議で、サンディエゴ・パドレスに指名されてプロ入り。

 怪我などもありなかなか安定した活躍ができず、メジャー時代はチームを転々としていました。最初に入団したパドレスから数えて、実に9球団目となるマリナーズに在籍した2017年は2013年以来、4年ぶりに勝利投手になったほか、自身初のセーブも記録しました。

 しかしシーズンオフに自由契約となり、その後オリックス・バッファローズと契約。2018年は9勝2敗、防御率3.08という好成績を残し、2019年からは2年で推定年俸2億円という大型契約を勝ち取ったのです。

アルバース先生と呼ばれる理由

 そんなアルバース投手ですが、実はファンの間で「アルバース先生」という愛称で親しまれています。彼はケンタッキー大学に在学していた時に、教員免許を取得していました。北米の野球界において、ドラフト下位で指名を受けた選手の給与事情は厳しいものがあり、マイナーリーグのオフシーズンは別の仕事をしないと生計が立てられないと言われます。

 彼もその例に漏れず、サンディエゴ・パドレスからの指名が10巡目(全体315位)だったことから、オフに別の仕事をする必要があったのです。多くの選手はUberの運転手や工事現場、野球教室などでのアルバイトをする中、ケンタッキー大学で教員免許を取っていたアルバース投手は2010〜2017年までの間、オフになると母国カナダのサスカチュワン州にある母校の高校で、数学とフランス語の臨時教員をしていたのです


 生活のため、そして生まれ育ったサスカチュアン州への恩返しということで取り組む中、やりがいも感じていたと語っています。来日1年目で9勝をマークしたアルバース投手は、2019年4月に勝利投手としてお立ち台に立った際にも、「3年B組アルバース先生」と書かれたTシャツを着て話題になりました。

 ドラマ『金八先生』とかけたこと以外にも、「オリックス・バッファローズで3年」という意味もあったのだとか。確かにこれまで2年以上同じチームでプレーしたことがなかった彼にとって、オリックスで勝ち取った2年の大型契約という喜びは何にも代えがたいものでしょう。

 この延長契約が決まって以降、生活の拠点を正式に日本に移したことから、母校での臨時教員はしばらくお休みとなっています。また、2020年の東京五輪出場への思いを母国で語っており、日本のファンの前でカナダの代表としてオリンピックで戦うことを、心から願っているとのこと。

まとめ

 高校生の時からすでにドラフトで指名されながらも、自らケンタッキー大学への進学を決めたアンドリュー・アルバース投手。その大学で教員免許を獲得したことから、野球選手という職業以外にも手に職を付けることができたのです。

 今の日本球界ではあまり想像できない二刀流であり、生き方だと思います。コツコツと堅実に二足の草鞋を履きながら、日々努力を重ねてきたアルバース投手だからこそ、日本球界で大型契約を勝ち取ることができたのかもしれませんね。2019年は2勝5敗と負け越してしまいましたが、来シーズンに期待したいですね。

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