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楽天の戸村健次が戦力外、そして引退へ・・・

   

 2009年、ドラフト1位で立教大学から楽天イーグルスへ入団した戸村健次選手。2015年には7勝を挙げるなど、通算107試合で17勝25敗1ホールド。通算防御率は4.35でした。

 そんな戸村投手が、2019年で現役を引退することを発表。今後の去就はどうなるのでしょうか?彼のこれまでとこれからについて、ご紹介していきます。

これまでの活躍

 戸村投手は、小学3年の時に野球を始めました。立教新座高校では1年の秋からベンチ入りし、2年の春からエースに。在学中からストレートが最速145km/hを計測するなど、右の本格派投手として注目されていましたが、甲子園出場は叶いませんでした。

 立教大学では東京六大学リーグで1年の春から登板。4年の秋季リーグでは早大戦で完封勝利を達成。在学中にリーグで通算45試合に登板し、10勝14敗。防御率3.18、142奪三振という成績を残しました。


 2009年、楽天イーグルスからドラフト1位で指名を受けて入団。特に2015年の活躍は目覚ましく、先発に再転向すると初の完投勝利を無四球で達成したほか、中継ぎでも救援防御率2.12という好投でチームに貢献。

 他には予告していた先発が急遽投げられなくなった時の代役で好投するなど、マルチに活躍し入団以来初めてフルシーズン一軍帯同。マリーンズにめっぽう強く、ロッテ戦だけで4勝を挙げる活躍を含め、チーム2位の7勝をあげました。

戦力外、そして引退へ

 2015年で、かつてドラ1で指名されたその才能が開花したかに思えた戸村投手。しかし、それ以降はなかなか思うような成績が出せませんでした。

 2016年は右肘の不調で1勝5敗に終わり、2017年は緊急先発なども経験しましたが、2勝1敗で防御率は6.23。2018年は右顎へのデッドボールによって、整復手術などに時間が割かれた結果、登板数はわずか2試合。

 2019年は一軍で前年よりも多い6試合に登板しましたが、勝敗がつかぬままにシーズンが終了。防御率も6.32とやはり思うような投球ができずにいました。


 不甲斐ない結果が続いていた中、10月18日に球団側から戦力外通告を受けます。トライアウトへの参加を見送るとしていた一方、当初はもしも他球団からのオファーがあれば現役を続けることも示唆していました。

 しかし、現実にはそういったオファーには恵まれず、11月22日に球団を通じて現役引退を正式に発表。2日後の11月24日、楽天生命パーク宮城で行われたファン感謝祭にて、引退セレモニーが開催されました。

今後の去就

 引退セレモニーでは、「これまで応援してくださったファンのみなさま本当にありがとうございました。みなさまの支えにはついに応えることはできませんでしたが、私は東北が、宮城が、そして仙台が大好きです」という挨拶から始まりました。

 東日本大震災の時に甚大な被害を経験してから、前向きに立ち上がった東北の強さに敬意を示し、「選手として本当に楽天イーグルスに入団することができてよかったと心から思います」と熱い言葉を残しました。

 現役を引退した戸村投手の去就ですが、2020年からは球団スタッフに就任することが発表されました。具体的には、一緒に引退となった西宮悠介投手と共に打撃投手を務めることになります。戸村投手は、次のようにコメントしています。


 「戦力外通告を受けた時、他球団での現役続行を希望していました。しかしこうして引退を決断してみると、生え抜きとしてイーグルスでプロ生活を終えられるというのは、本当に幸せなんだと改めて思います。今後もお世話になれるということで、今度は裏方として情熱を持って全力でチームを支えていきたいと思います。」

 ドラフト1位で入団した戸村投手。それだけ期待されていたということでしょう。そんな中での引退は悔しさもあったと思いますが、ファンに愛された選手として、今後もチームのために活躍して欲しいですね。

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