ソフトバンクの高橋礼が新人王獲得!これまでの活躍がこちら・・・
ソフトバンクホークスの高橋礼投手が、2019年のパ・リーグ新人王に選ばれました。専修大学から2017年にドラフト2位で指名され、2年目だった同年。
アンダースロー投手として1年間先発ローテーションを守り抜き、規定投球回に達して自身初の二桁勝利。クライマックスシリーズ(CS)や日本シリーズでの好投のみならず、プレミア12でも日本代表の優勝に貢献しました。
WBCで2年連続準優勝に輝いているプエルトリコ相手に、三塁すら踏ませないピッチングで6回1安打無失点1四球。そんな彼の新人王獲得について、詳しくご紹介していきます。
プロフィール
【生年月日】1995年11月2日
【出身地】千葉県松戸市
【身長】188cm
【ポジション】投手
【投打】右投げ/右打ち
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大学では1年の時から、アンダースロー投手として活躍していました。4年時にフォームを改造した結果、コントロールが安定して2部リーグで5勝。
その後、ホークスが2巡目で指名。2018年、同チームの新人選手としては最速で一軍昇格し、12試合に登板するも初勝利はお預けのままシーズンを終えました。
2019年は3月にプロ初勝利を挙げると、最終的に1年間先発ローテを守り続け12勝6敗、防御率3.34という好成績。その後CSや日本シリーズ、さらにはプレミア12でも大活躍の1年でした。
新人王獲得!
2019年のパ・リーグの最優秀新人選手賞を受賞した高橋礼投手。11月26日に行われたプロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2019 supported by リポビタンD」にて、セ・リーグの新人王であるヤクルトの村上宗隆選手と共に受賞に臨みました。
新人王は全国の新聞、通信、放送各社に所属し、プロ野球取材経験5年以上の記者投票により選出されます。今回セ・リーグは投票総数300、有効投票数299で、パ・リーグは投票総数254、有効投票数254でした。この年2年目の高橋投手は、23試合に出場し12勝6敗。
そして、防御率は3.34と素晴らしい投手成績を残していました。この結果を受け、全体の総得票数254票のうち実に206票を集め、2位以下を大きく突き放しての受賞となったのです。そして、彼が新人王に選ばれるうえで特に重要なポイントだったのは、ルーキーイヤーにおける投球回数でした。
実は高橋投手、ルーキーイヤーは規定登板イニング数を30回ジャストで終わっていたのです。投手で新人王を獲得する資格がある選手は、以下の規則に該当している選手のみとなります。
1、海外のプロ野球リーグに参加した経験がないこと
2、支配下選手に初めて登録されてから5年以内
3、前年までの1軍での登板イニング数が30回以内
新人王おめでとう🎉#高橋礼 pic.twitter.com/DkqYCKEHnv
— 筒香晃と申します。 (@tsutsugoh_akira) November 29, 2019
この3番目の規則が、高橋投手にとって重要なポイントでした。時としてこのイニング数を調整することは、球団側の配慮が反映されているとして批判されることもあります。ただ彼に関しては、完全にチーム状況を勘案して必要な時に必要なタイミングで登板してきた集大成として、偶然そうなったとされています。
ルーキーイヤーの前年、勝ち星に恵まれないながらも地道にチームへ貢献していった結果として、2019年は開幕ローテーション入り。3月31日の西武ライオンズ戦でプロ初勝利を挙げたことを皮切りに大躍進。
彼自身もその大切な初勝利について、「1勝目を挙げてから自信を持って投球することができた」と振り返tっています。一方で新人王という大偉業を成し遂げながらも、会見では以下のようなコメントで謙虚さをのぞかせていました。
「まだ1年しか活躍していない。まずはしっかり開幕ローテに入って、規定投球回に到達するというところから始めたい。1年、2年と積み重ねなていかなきゃいけない。今年だけで終わる選手になりたくない。ここから頑張りたい」
新人王はMVPや沢村賞のように、何度も取れるものではありません。一生に一度しか取れない、まさに選ばれた者のみにもたらされる賞です。そんな誰もが憧れるタイトルを手にしても、なお控えめなコメントをした高橋投手。そんな真面目で練習熱心な彼だからこそ、新人王になれたのかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?2019年の高橋投手はシーズン中のみならず、11月に行われたプレミア12でも日本代表の優勝に大きく貢献しました。
2020年はこれだけ大活躍したとあれば、さらに期待されるだけでなく他球団の対策も厳しくなってくるでしょう。今後のさらなる活躍に注目していきたいですね。