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森福允彦が現役引退を発表!巨人を戦力外後、オファーなく・・・

   

 ソフトバンクホークス時代には、4シーズン連続50試合登板を達成するなど、中継ぎとして大いに活躍した森福允彦投手。しかし、2019年限りで読売ジャイアンツを戦力外となり、現役を引退することに。このことについて、詳しくご紹介していきます。

プロフィール

生年月日:1986年7月29日
出身地:愛知県豊橋市
利き腕:左投げ左打ち
ポジション:投手


 豊川高校を卒業後、社会人野球のシダックスを経て2006年にホークスからドラフト4位で指名され入団。2019年でプロ13年目でした。ホークス時代は10シーズンのうち、5シーズンで50試合以上登板

 その後フリーエージェント(FA)権を行使して、2017年からジャイアンツで3シーズンを過ごしました。彼の特徴の1つとして、独特な間合いの長さがあります。

 森福投手のようなリリーフピッチャーは緊迫した場面での投球も多いため、先発投手に比べれば1球1球の間隔が長くなる傾向にはあります。しかしそれでも、彼の1球1球の間隔の長さは群を抜いています。

 現在日本のプロ野球ではランナーがいない場合、キャッチャーからの返球を受けてから15秒以内に投球動作に入らなければならないという、いわゆる「15秒ルール」があります。ただしランナーがいる場面では適用されないので、投球までに1分近くかかることも珍しいことではありません。

現役引退を発表

 プロ入りして最初の2年間はいずれもゴールデンウイーク以降に一軍で登板できず、期待に応えられたとは言い難い成績でした。そのこともあり、2008年の秋季キャンプから本格的にサイドスローに転身するため、投球フォーム改造に着手。

 すると3年目の2011年、サイドスローになってからは、キレのある外角低めへのボールを投げ込めるようになり、2012年にはクローザーを務めるまでに成長。身長172cmとプロとしては小柄ですが腕(リーチ)が長く、ボールが遅れて出てくるような感じで打者にとっては球の出所が見づらいとされる特徴的なフォームに。

 フォームの変更は投手のアイデンティティにも関わる重要な問題であり、特にプロ入り前に本格派として鳴らしてきた投手にとって、「腕を下げる」ことを受け入れづらい人もいます。彼の場合は元々ややスリークォーター気味だったことも、受け入れやすかった要因だったのかもしれません。

 ただ、フォームを変えてホークスで活躍していた一方、2015年に工藤公康さんが監督に就任して以降はワンポイントリリーフとして起用されることが増え、2014年に47回と2/3イニングだった投球回数2015年には17イニング、2016年には27イニングにまで大きく減少。

 この起用法に納得いかなかったことからFA権を行使。しかしジャイアンツに移籍後は、1イニング投げ切ることもできず、最終的にはワンポイント登板すらおぼつかない状況に。そして2019年10月1日、戦力外通告を受けました。


 実績十分なため、他球団からのオファーを待つという選択肢もありました。しかし、「もしこのまま終わってユニホーム姿をファンに見せられず終わってしまうのも申し訳無い」という思いから、11月12日のトライアウトを受けました。

 そこでは先頭の橋本到選手(楽天イーグルス)に四球を与えるも、松尾大河選手(横浜DeNA)と岸里亮佑選手(日本ハム)を2者連続で空振り三振に仕留めました。決め球のスライダーもしっかり投げ、各球団の編成担当者へ大きくアピール。

 そして、台湾球界やオーストラリア球界からオファーは届いていましたが、NPBからはなかったということで12月24に現役を引退。彼は「続けることだけを考えてやってきた」と言いますが、次の人生をスタートするに当たって年を跨ぎたくなかったと考えていたことから、現実を受け止めて次の道に進むことを決めました。

まとめ

 いかがでしたか?彼はプロ入り当初からファンを大事にしており、シーズン中であっても1時間を超えるようなサイン会を頻繁に行なっていました。

 そういったことから、2012年のバレンタインデーではチームトップの200個のチョコを貰うなど、非常に人気のある選手でした。今後は、「一度重圧の無い外の世界に出たい」とのこと。

 ただ一方で、いずれまた野球界に再び関わりたいという意向も示しています。またファンの前に、姿を見せて欲しいものですね。

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