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橋本到の近況!戦力外となってトライアウトを受けた後、その去就は・・・

   

 172cmと小柄な体格ながら、その体を全力で活かして仙台育英高校時代から注目されていた橋本到選手。走攻守3拍子揃った選手として「みちのくのイチロー」という異名もありました。

 しかしプロでは故障が多くて十分な活躍できず、2019年に戦力外通告を受けました。今回はそんな彼の近況として、トライアウトを受けた後の去就などをご紹介します。

プロフィール

生年月日:1990年4月28日
出身地:秋田県秋田市
利き腕:右投げ左打ち
ポジション:外野手


 名門の仙台育英高校では1年春からベンチ入りし、秋からレギュラーを獲得。2年春夏、3年夏と3度甲子園に出場しました。中でも3年夏の甲子園では、6打席連続安打も記録。

 甲子園通算で24打数12安打、打率.500という素晴らしい成績を残しました。そして2008年、読売ジャイアンツからドラフト4位で指名されました。

 ルーキーイヤーの2009年には、フレッシュオールスターゲームで5打数3安打1打点1盗塁の活躍で優秀選手賞を受賞。その後もイースタン・リーグで経験を積み、3年目の2011年には一軍での初安打を記録。

 クライマックスシリーズにも出場しました。そして2014年には103試合に出場打率.256、11盗塁に1失策(守備率.995)という成績を残しました。

 しかし、その後は度重なる故障に泣かされ、2018年のオフに金銭トレードで楽天イーグルスに移籍。本拠地がある宮城県仙台市は彼が育った地であり、地元に戻ってプレーをするチャンスを得たのです。

戦力外通告を受け、トライアウトへ・・・

 2019年は開幕一軍入りを果たし、4月6日のオリックスバファローズ戦に9番ライトとして先発出場を果たすも、ノーヒットに終わりました。そしてその後、11試合に出場するも一度もヒットを打てず、5月19日に登録を抹消されました。

 その後は、イースタン・リーグで68試合に出場して124打数21安打で打率.169、1本塁打、10打点と二軍でも満足いく成績を残せませんでした。登録抹消後は再昇格も無くシーズンを終え、10月1日に戦力外通告を受けました。

 11月12日、大阪シティ信用金庫スタジアムで行われたトライアウトに参加。第一打席は森福允彦投手(巨人)、第二打席は中村勝投手(日本ハム)、第三打席は長井良太投手(広島)、第四打席は歳内宏明投手(阪神)、第五打席は岩本輝投手(オリックス)と対戦。


 結果は5打数無安打でしたが、一方で4四球を選びました。トライアウトとなれば、各球団の編成担当に対しアピールしなければならず、どうしても打撃で結果を求めがちになります。それでもその気持ちを堪え、際どいボール球を見極め続け、出塁にこぎつけたことは大きな価値があると言えるでしょう。

 特に身長172cm、体重78kgと小柄な橋本選手の場合、長打はなかなか期待できません。そういう意味では持ち味を存分に発揮できたと言えます。また彼の最大の強みは肩の強さですが、その他に50m6秒0という俊足も貴重な能力です。

 第五打席で四球を選んだ後には盗塁も成功させており、見せ場を作りました。自身もトライアウト終了後、「四球は安打と同じくらいの価値があり、まだ動けるというところを見せられて良かった」と充実した表情を見せました。

今後の去就

 トライアウトの結果、橋本選手は2020年から始動するプロ野球チーム「琉球ブルーオーシャンズ」のほか、台湾球界やオーストラリア球界からオファーが届いていました。しかし、希望していたのはあくまでもNPB

 なのでそれを断り、そこからのオファーを待っていました。しかし吉報は届かず、12月13日に現役を引退することが報じられました。

 そして6日後の12月19日、少年野球スクール「ジャイアンツアカデミー」のコーチになると発表されました。楽天からも球団スタッフの話を受けていたことを明かし、地元で仕事をすることも考えたそうです。


 それでも、巨人でコーチを務めることを決めた橋本選手。そこにはプロとしてここまでやってこられたのも、巨人での10年間があったからだと語りました。

 コーチとして野球の楽しさは勿論、何かに打ち込む楽しさや素晴らしさを伝えたいと話す橋本選手。新たなステージで、球団へ恩返しできると良いですね。

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