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元ヤクルトのバーネットが現役を引退!今後の去就がこちら・・・

   

 ヤクルトスワローズに6年在籍し、長髪とワイルドな髭が特徴的だったトニー・バーネット投手日本で2度最多セーブに輝き、メジャーリーグへ移籍した後もリリーフとして活躍をしていました。

 しかし、2019年をもって現役を引退。今回はそんな彼のこれまでの活躍と、引退後の去就について詳しくご紹介していきます。

プロフィール

本名・アンソニー・リー・バーネット
生年月日:1983年11月9日
出身地:アメリカ合衆国アラスカ州アンカレッジ
利き腕:右投げ右打ち
ポジション:投手


 2006年、MLBドラフト10巡目(全体297位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名を受けてプロ入り。メジャー昇格は果たせませんでしたが、2010年1月7日にヤクルトスワローズと契約

 1年目は開幕ローテーション入りして初登板初勝利を挙げたものの、以降は精彩を欠いて4勝5敗防御率5.99という成績で一度は自由契約となりました。しかし、新たに先発として獲得を検討していた選手がメディカルテストに合格しなかったことで再契約。

 更には先発ローテーション枠との兼ね合いで、アメリカ時代にもほとんど経験の無かった救援要員としてプレーすることに。しかし結果的にはこれが功を奏し、才能が開花して48試合の登板でチーム3位の22ホールドを獲得。

 翌年の2012年からはクローザーに転向し、33セーブを獲得して最多セーブのタイトルも獲得。その後、2015年にも41セーブを挙げて2回目の最多セーブ投手になると共に、この年はチーム14年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献しました。

 2016年からはメジャーリーグのテキサス・レンジャーズでプレー。このシーズンは16回のホールド機会のうち、失敗がわずか1回という安定感で最終的には7勝3敗15ホールド、防御率2.09という好成績を残してリリーフ陣に欠かせない存在となり、3年間プレーしました。

現役を引退

 バーネット選手は2020年1月29日に自身のインスタグラムを更新し、現役を引退することを表明しました。投稿の中では現役時代にプレーした球団の内、スワローズ・レンジャーズ・カブスの帽子やユニホームの写真が添えられています。

 さらにコメントの中では、「世界で最高のスポーツをプロとしてプレーすることができた。夢が叶った。野球選手でいることは光栄だった。」などと綴られています。2019年のバーネット選手は右肩痛の影響もあり、メジャーでの登板は2試合に留まっていました。

 しかし、前年は22試合に登板して防御率も2.39という成績を残すなど、「まだ現役生活を送れるのではないか?」という声もある中での引退となりました。バーネット選手と言えば、遠征などの移動時には束ねられるほど長く伸びた髪や、もみあげまで蓄えたひげが特徴的ですね。


 また、一見すると近寄りがたい鋭い眼光などから、映画『ラストサムライ』などに出演した俳優のトム・クルーズさんのようだとも言われていました。本職の野球では多くを語ることなく、怪我のリハビリ時にも黙々と取り組んでいる姿が印象的だと言われています。

 一方で、味方の怠慢な守備に試合中でも揉み合いになるほど激怒するなど、威厳や勝負に対する拘りはまさにサムライらしさを感じさせました。そして納得のいく結果を残せなかったことで、潔く引退を決意したことも含めて、最後までサムライらしさを貫いたと言えるでしょう。

ヤクルト編成部アドバイザーに就任!

 引退を発表した時には、古巣のスワローズファンからも引退を惜しむ声が多く寄せられました。「外国人選手の中でも1、2を争うぐらいファンから愛されていた」「神宮球場で引退セレモニーを行うぐらい価値がある」などと、再び何らかの形でスワローズに関わって欲しいと望む声も多くあがったほどです。

 そんな中、引退を発表した翌日の1月30日、ヤクルト編成部の駐米アドバイザーに就任することが発表されました。つまり、ヤクルトにまた帰ってくることになったのです。

 これについて小川淳司ゼネラルマネージャーは、「今後はアメリカに滞在しながらチームの状況を踏まえてのアドバイスや、外国人選手のケアやスカウトなど、メジャーリーグ経験者として幅広くサポートしてもらう」と話しました。

 バーネット選手は2015年オフにメジャーへ行く時、結果的には獲得に手を挙げる球団が現れなかったものの、ポスティングで移籍を目指したほどでした。これまでのポスティングシステムは、早い段階でメジャーに挑戦したい日本人選手のため、というイメージが強いものでした。


 しかしバーネット選手の場合はそうでなく、6年間自分を成長させてくれたスワローズへの感謝の気持ちを示すためにポスティングでの移籍を表明しました。「在籍した球団への恩返しとして、移籍譲渡金が入るようにしたかった」という気持ちも示していたのです。

 ポスティングシステムでは、メジャーの球団は選手だけでなく球団にお金を支払う必要があるため、選手へ支払われる年俸が少なくなる可能性もあるのですが、それでもこの制度を使おうとしたことには、バーネット選手の強い思いが感じられます。

 更にレンジャーズへ移籍した後も、アメリカでの各種インタビューやメディア取材に対し、スワローズへの恩義と感謝の気持ちを絶やさない姿勢が伝わるコメントをよく残していました。そんなバーネット選手に対し、スワローズのアドバイザーというポストは本人にとっても嬉しいものであったことでしょう。

 そして2月6日〜2月19日までの間、愛媛県松山市で行われている一軍のキャンプを視察に訪れることも発表されており、再び日本のファンの前に姿を見せてくれることになりました。かつてリーグ優勝にも大きく貢献したアメリカのサムライに、機会があればぜひキャンプの地で会いに行ってみましょう。

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