元オリックスのロメロが楽天に入団!年俸がこちら・・・
オリックスバファローズではその長打力を活かし、3シーズンプレーしていたステフェン・ロメロ選手。しかし2019年限りで自由契約となり、その後の去就が注目されていました。
そしてキャンプイン直前に、同じパ・リーグの楽天イーグルスが獲得を発表しました。今回はそんな彼の年俸などをご紹介していきます。
プロフィール
本名:ステフェン・ダニエル・ロメロ
生年月日:1988年10月17日
出身地:アメリカ合衆国アリゾナ州ツーソン
利き腕:右投げ右打ち
ポジション:外野手
2010年のMLBドラフト会議で、シアトル・マリナーズから12巡目(全体372位)で指名されてプロ入り。その後、2014年4月1日のロサンゼルス・エンゼルス戦でメジャーデビューし、この年は72試合に出場。
打率は.192、3本塁打11打点という成績を残しました。しかし、その後はメジャーでの試合出場はほとんどなく、2016年シーズン終了後に日本の球団と契約するという前提で自由契約となりました。
オリックスから移籍してきた楽天・ロメロさんが今季残しそうな成績 https://t.co/3SI6OPY7h2 pic.twitter.com/k1TLouAjiP
— サッカー、野球、車大好き (@60IbKlGD3gv9Qfd) February 13, 2020
メジャーリーグ3年間の通算成績は94試合の出場で打率が.242、4本塁打で17打点でした。2016年11月24、日本のオリックス・バファローズへ入団。来日1年目は開幕から4番に起用され、4月には4試合連続本塁打を放つなど、日本の野球に適応した姿を見せました。
左膝の大腿骨を挫傷して前半戦に1ヶ月ほど離脱したものの、チーム2位でリーグ全体でも7位となる26本塁打を放ちました。2年目となる2018年の前半は自身曰く、「野球人生で初めて」という程の深刻な打撃不振に陥ったものの、最終的には119試合に出場して打率.237、25本塁打、63打点。
本塁打と打点に関しては、前年と遜色のない数字を残しました。しかし、2019年はキャンプから相次ぐ故障に苦しみ、出場した試合の数が大きく減少。出場すれば持ち前の長打力こそ発揮するものの、その故障の多さを懸念した球団との間で合意に至らず、自由契約となりました。
楽天に入団!年俸は?
2020年1月27日、楽天イーグルスがロメロ選手の獲得を発表。1年契約で背番号「99」、年俸は推定60万ドル(6,500万円)です。元々は2018年から2年契約でバファローズと契約しており、2018年と2019年の推定年俸は250万ドル(約2億7,500万円)でした。
2019年は怪我が多く、出場試合数は81に留まっていましたが、その中でいずれもチーム2位となる18本塁打63打点を挙げていました。そんな選手を前年までの4分の1以下の年俸で獲得したことは、イーグルスとしては非常にお得な買い物をしたと言えます。
彼はバファローズを退団する際に、日本の他球団に加えてアメリカのマイナーリーグや韓国の野球リーグ、「KOB」にも関心を持っていると報じられていました。それ故、代理人としてはどこかがすぐに手を挙げると予想していたでしょう。
しかし、なかなか目論見通り行かないまま2月1日のキャンプ直前になり、そこにイーグルスが救いの手を差し伸べた形でこの年俸に落ち着いてしまった、とも考えられます。そうであるならば、石井一久ゼネラルマネージャー(GM)がその手腕を発揮したとも言えるでしょう。
イーグルスにはジャバリ・ブラッシュ選手とゼラス・ウィーラー選手という、2人の長打力が持ち味である外国人選手います。しかしその2人を除くと、高い長打力が期待できるのは浅村栄斗選手のみと言われており、重量感に欠けています。
そんな中で2人の外国人選手には1億円以上支払っているほか、フリーエージェントで獲得した浅村選手も2020年の年俸は球団史上最高額の5億円となっています(詳しい年俸はこちら)。なので出来るだけ年俸を抑えられ、日本でも実績を残しているロメロ選手は、球団が欲しい選手として合致していると言えるでしょう。
事実、石井GMは彼のことを高く評価しており、「日本の野球を熟知して実績を上げたロメロ選手は、長いシーズンを戦う上で戦い方にバリエーションを与えてくれる」とも話しております。新天地でどのような活躍をするのか、楽しみですね。
まとめ
いかがでしたか?ロメロ選手は日本に来てからの3年で、自身の名前をカタカナで書けるようになるなど、日本の文化に馴染みつつあります。
楽天への入団が決まった際にも、日本で野球を続けられることを大いに喜んでいました。また2020年の開幕戦は、偶然にも古巣のバファローズが相手です。まずは開幕戦で、古巣相手にどんなプレーをするのか注目ですね。