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バレンティンの意外な性格良いエピソード3選!乱闘を起こした本当の理由・・・

   

ヤクルトスワローズに在籍していた2013年に、王貞治さんなどが保持していたシーズン本塁打数の記録を塗り替え、日本のプロ野球の歴史に名を残したウラディミール・バレンティン選手。

その2013年は130試合に出場し、60本塁打を放ちました。およそ2試合に1本ペースという、驚異的な数字をマークしたのです。

一方で素行不良を指摘する声も少なくなく、乱闘を引き起こしたり、集中力を切らした怠慢プレーがクローズアップされることもありました。

また、実の奥様を監禁・暴行した罪で逮捕されたこともあります。

バレンティン選手と聞くと、どうしてもこうした粗暴なイメージが強いかもしれませんが、今回は意外と知られていないバレンティン選手の人格者エピソードをご紹介していきたいと思います。

勉強熱心

助っ人外国人が日本のプロ野球界で活躍するには、いかに日本のプロ野球に順応できるかが重要となります。

海外の選手と日本の選手では体つきも違いますし、野球に対するプレースタイルも異なります。特に日本独特なのが、バッテリーの配球でしょう。

海外では基本的に自分の得意なボールをストライクゾーンにガンガン投げる力の勝負が主流なのに対し、日本では昔から時にあえて相手打者の得意な球を織り交ぜたり、わざとボールゾーンに外したりなど、独特な文化があります。

こうした日本特有のバッテリーとの駆け引きに対応できずに、思うような結果が残せなかった外国人選手はこれまで数多くいました。

そんな中でバレンティン選手は、そういった日本独特の配球を熱心に研究していたというエピソードがあります。

それは具体的な数字にも顕著にあらわれており、ヤクルトに入団した1年目は31本塁打をマークしたものの、打率.228、三振数は131でした。

特に打率と三振数は、規定打席に到達したセリーグ全打者の中で最も悪い記録でした。

しかし、入団2年目は1年目と同じ31本塁打をマークしたのに対し、打率.272、三振数は92でした。

打率と三振数、共に1年目より大きく改善されており、前年の反省を踏まえて、よく日本の野球を研究してきたことがうかがえます。

さらに入団3年目、バレンティン選手は60本塁打を放ってシーズン本塁打記録を更新。

他にも打率.330、三振数は105でした。

三振数が前年に比べて増えましたが、130試合に出場して105なのに対し、前年は106試合に出場して三振数92なので、必ずしも悪化しているとは言えないのです。

日本の野球文化、さらには各投手の球種やカウント毎に投げるボールの傾向など、必死に研究したのでしょう。

その積み重ねが、シーズン本塁打記録の更新のみならず、打率や三振数の改善につながったのだと思われます。

ファンサービス

バレンティン選手は、ファンからのサインや写真撮影の要望には、積極的に応じていたというエピソードがあります。

ヤクルトに在籍していた時には、ホームグラウンドである神宮球場でスタンドのファンに手を振ったり、スタンドのファンに向けてボールを投げ入れたりする様子が度々目撃されており、ファンサービスの良い選手であったことがうかがえます。

また、世界中で新型のウイルスが蔓延していてプロ野球が開幕できなかった時、バレンティン選手はインスタグラムで生配信を積極的に行なってファンと交流していました。

ウイルスの影響で人との接触を避けざるを得ない情勢となっていた中、接触を控えながらも交流できるSNSを駆使してのファンサービスは、現代ならではであると共にプロ野球の開幕が待ち遠しかったファンにとって、とても嬉しいサプライズとなったことでしょう。

仲間との絆

2017年4月4日、ヤクルトスワローズ対阪神タイガース戦で、当時まだ現役だった現タイガース監督の矢野輝弘選手と、バレンティン選手が乱闘を引き起こしました。

ことの発端は、阪神の藤浪晋太郎投手がヤクルトの畠山和洋選手にデッドボールを与えたことが発端です。

この時のデッドボールは、のちにヤクルト側から

「危険球に該当するのではないか」という意見書も提出されるほどのボールでした。

バレンティン選手としてもチームメートを大切にする思いが強く、危険な目にあったということから乱闘に及んだと思われます。

他にも、バレンティン選手がヤクルトからソフトバンクホークスに移籍した理由として、ヤクルト時代にチームメートだった川島慶三選手の存在が大きかったと語っています。

所属するチームが変わっても、仲間と築いた人としてのつながりは変わらないということでしょう。

ホークスに移籍したバレンティン選手は、川島選手が当時背負っていた背番号4番を譲り受けるなど、2人には深い絆があることがうかがえます。

まとめ

いかがでしたか?どうしても素行不良のイメージが先行しがちなバレンティン選手ですが、シーズン本塁打数を55本から60本に塗り替えた大打者です。

陰で努力を積み重ねてきたからこそなし得たことでしょう。

2022年、バレンティン選手は日本球界を去ることを発表しました。

2019年よりヤクルトからソフトバンクに移籍しましたが、移籍後は思うように結果が残せず、その間にInstagramに投稿した

「Money don’t buy happiness(幸福はお金で買えない)」という文章も物議を醸しました。

ソフトバンクと多額の契約を結んで移籍したものの、結果を残せなかったことから出た発言だったのかもしれません。

結局、2021年をもって日本球界を去ることになり、2022年はメキシコリーグに移ることになりました。

現在37歳。

衰えを痛感せざるを得ない年齢でもありますが、新天地での活躍に期待したいですね。

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