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立浪和義が高橋周平に言った助言が話題に!「ホームランなんて捨てちまえ」

   

22年、ミスタードラゴンズと呼ばれる立浪和義さんを新監督に迎えた中日ドラゴンズ。

立浪監督は就任会見で、「強いチームをつくるために妥協はしない」と宣言しました。

そんな立浪監督が期待を寄せているのが、根尾昂選手、岡林勇希選手、石川昂弥選手ら若手メンバー、そして高橋周平選手です。

立浪監督は就任前から高橋選手に期待しており、たびたびアドバイスをしています。

しかし一方で、ある番組で立浪監督は

「ホームランなんて捨てたら良いんですよ」と助言したこともあります。

高橋選手といえば高校通算71HRを放ち、ドラゴンズでは4番も務めていた選手です。

立浪監督は、なぜこのようなアドバイスを送ったのでしょうか?

高橋周平と立浪和義

高橋周平選手は、22年時点で高卒10年目の28歳です。

高校通算71HRを放った、パワフルな打撃が持ち味です。

しかしプロ入り直後の高橋選手は、持ち前のパワーを発揮することができていませんでした。

1シーズンで最もHRを打ったのは、初めて規定打席に到達した18年の11本。

その後、21年まで4年連続で規定打席に到達していますが、打ったHRの数は11本、7本、7本、5本と理想としていた姿には程遠い成績に収まっています。

しかし、20年はリーグ6位となる打率.305を記録し、自身初の打率3割を達成しました。

21年は調子を落としましたが、立浪監督は高橋選手を強化選手に指名し、3番打者としての活躍を期待しているようです。

そんなドラゴンズの監督を務める立浪和義さんは、98年のドラフト会議で中日ドラゴンズから1位指名を受け入団。

高卒1年目ながらゴールデングラブ賞を獲得し、新人王に輝きました。

09年に引退するまで、NPB史上最多となる通算487二塁打、歴代8位となる通算2,480安打を記録するなど、ドラゴンズの中心選手として大活躍をしていました。

そして満を持して、新監督として現場に復帰。

監督就任の際の記者会見では、以下のようにコメントをしています。

「私に与えられた使命は、とにかくチームを強くする、そして1人でも多くのファンに球場に足を運んでいただけるような魅力あるチームをつくっていくことだと思っています。」

「ホームランを捨てろ」 

立浪監督が「ホームランなんて捨てたら良いんですよ」と助言したのは、21年のシーズン前に出演した番組でのことです。

この番組では高橋選手の20年の成績を振り返りながら、翌シーズンへの意気込みなどを聞いていました。

この時に高橋選手は、

「使用しているバッドが軽すぎたから、形は変えず860〜870gだったのを900g以上にする」

と、翌シーズンではバットを変えるといった発言をしました。

その際に、立浪監督は次のように指摘。

「ヘッドが効いた方がもちろん飛ぶんですけど、今の野球は体の近くで動くボールが多いので軽いバットで操作すると言う意味で軽いバットを使っていたと思うんですね。だから、ホームランを捨てて率をもっと上げていったらいいんじゃないですかね。昨年7本、今年7本、来年もきっと7本ですよ。」

と最後は冗談交じりにもこのような発言をしました。

つまり、「無理に本塁打を増やすよりも、もっと率を残すバッティングをした方が良いんじゃないか」と言いたいのでしょう。

また高橋選手は、週刊ベースボールの記事で次のように振り返っていたことがあります。

「コンパクトにするつもりはないんです。ただ、ドラゴンズのチーム事情がそうさせている部分はあります。広いナゴヤドームで目いっぱい振ったとしても、そうそう確率よくHRが出るわけではないので。チームに何が求められるかと考えると、やはりヒットで出塁すること。特にこれまでは結果が出ないと試合にも出られない状況でしたから。1日1本、その延長で長打。その意識は今も変わりません」

ナゴヤドーム、現在のバンテリンドームは他の球場と比べても、特にHRが出にくい球場と言われています。

その影響もあって、HR狙いのバッティングは控えているようです。

なので立浪監督のHRを捨てろという助言は、高橋選手が思い描いているバッティングと一緒だったようにも思えます。

しかし、これは立浪さんが監督に就任する前の話。

監督に就任した後は、別の打撃スタイルを期待しているようです。

立浪監督は21年の秋季キャンプで、高橋選手を

「やってもらわなければならない強化選手」に任命しました。

そして、「3番を打ってほしい。長打もないと相手に重圧がかからない。期待している」と熱を込めて高橋選手の打撃指導をしました。

また、「打球も含めて随分しっかりと強く振れる形というのはできつつある。彼は元々本塁打を打てる打者。20本は目指してほしい」とも発言しており、高橋選手にHRを期待しているようです。

ちなみに、この2人にはいくつか共通点があります。

それは、「3」という背番号。

高橋選手が現在背負っている3番は、ミスタードラゴンズと呼ばれた立浪監督が現役時代につけていたものです。

そして、ポジションも同じ三塁手です。

そういった共通点もあるので、立浪監督は高橋選手に対して期待をしているのかもしれません。

高橋選手がこれから立浪監督を超え、令和のミスタードラゴンズになることに期待したいですね。

二塁コンバート?

立浪監督は、高橋選手を二塁手へコンバートさせることを明らかにしました。

理由は22年で高卒3年目を迎える、石川昂弥選手を三塁手で起用するためです。

石川選手は怪我が重なったこともあり、ここまで満足のいく結果を出していませんが、将来ドラゴンズの4番に座る存在として大いに期待されています。

二塁手に関しては、高橋選手は何度か守ったことがあるとはいえ、三塁手で1度のベストナインと2度のゴールデングラブ賞を獲得した名手でもあります。

その高橋選手を差し置いて石川選手を起用するわけですから、立浪監督の期待と決意の強さがわかります。

立浪監督自身もプロ1年目に、当時監督を務めていた星野監督から遊撃手で起用され育てられた過去があります。

そんな過去があるからこそ、我慢して石川選手を起用することを選択したのかもしれません。

とはいえこの起用は、立浪監督が「高橋なら二塁手でも大丈夫」と考えているということでもあります。

高橋選手には、二塁手でもゴールデングラブ賞とベストナインを獲得する活躍を見せてほしいですね。

22年シーズン

そんな立浪監督が期待をしていた高橋選手ですが、残念ながら22年は開幕直前の3月23日に

「左足関節内反捻挫」の診断を受けてしまい、チームから離脱。

開幕スタメンから外れてしまいました。

3割20HRを期待されていただけに、高橋選手にとってもこの出遅れは痛いでしょう。

しかし、その後はリハビリを進め、4月5日に2軍に合流。徐々に回復しているようです。

立浪監督は高橋選手について、

「完全に良くなってから上げます。打つ方も状態が上がってからですね」と話していました。

スタートは遅れてしまいましたが、まだ4月。

立浪監督が期待している3割20HRを達成できるように、焦らずじっくりと治してもらいたいですね。

まとめ

いかがでしたか?

監督に就任する前と後で、高橋周平選手への助言が変わった立浪和義監督でしたが、そこは実際に現場で監督として指揮をとる中で見えた部分があったということでしょう。

今は自分が率いるチームの主軸選手として、「3番の定着と20本塁打」を期待しています。

そして高橋選手の方は、22年シーズンは残念ながら怪我で出遅れていますが、徐々に回復してきているようです。

まだ22年のペナントレースは始まったばかり。

ここからの巻き返しを願いつつ、かつてミスタードラゴンズと称された監督の背番号とポジションを胸に、立浪監督を超えるような選手になることに期待したいですね。

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