新庄剛志が斎藤佑樹に謝罪した理由!初対面は2022年だったが・・・
22年のプロ野球界で特に大きな話題といえば、新庄剛志さんが日本ハムファイターズの新監督に就任したことでしょう。
メジャーリーグを含む4球団で活躍し、今のパ・リーグ人気の礎を作ったとも言われる新庄さんがついにプロ野球界に復帰しました。
連日メディアで特集が組まれている姿を見ると、現役時代にどれだけの人気があったのかが伝わります。
そんな新庄ビッグボスですが、実はあることで斎藤佑樹さんに謝罪をした過去があります。
斎藤さんといえば、ハンカチ王子として人気を集めていた元日ハムの選手。
11年に日ハムに入団し、21年に現役を引退しました。
一方で新庄ビッグボスは04年に日ハムに入団し、06年に引退しています。
背番号「1」を背負っていたという共通点はありますが、2人の現役時代は全く被っていないので、なかなか会う機会もないはずです。
なぜ新庄監督は、斎藤さんに謝罪したのでしょうか?
背番号「1」
ことの真相は、20年に行われた12球団合同トライアウトでのことです。
この年の合同トライアウトは、例年より多くの人から注目を集めていました。
なぜなら、新庄さんが参加したからです。
新庄さんは06年以来の現役復帰を目指し、このトライアウトに参加。
トライアウトの成績は、4打席立って二ゴロ、四球、二ゴロ、左前安打で3打数1安打。
結局どこからも声がかからず、現役復帰の夢は絶たれてしまいました。
この時の新庄さんは48歳。
いくつになっても挑戦をし続ける姿は本当に素晴らしいですね。
このトライアウトで、新庄さんは引退した時と同じ、背番号「1」のユニフォームを着用して参戦。
トレードマークとも言える赤色のリストバンドやネックウォーマーなどを身にまとい、気合い充分だったようです。
新庄さんの謝罪は、このことに関係があります。
新庄さんは自らのユニフォーム姿について、
「今日心がけたのはオーラを出すこと。ユニフォームの着こなしも今風ではなく、胸を開き気味にウエストも絞って」と説明。
そして、このトライアウトで背番号「1」をつけていることに対し、
「今つけている子に悪い…」と謝罪したのです。
当時背番号「1」を付けていた選手こそ、斎藤佑樹さん。
新庄さんが、斎藤さんが背番号「1」をつけていたことを知っていたかは定かではありませんが、トライアウトで背番号1のユニフォームを着てきたことに申し訳なさがあったようです。
つまり、新庄さんが斎藤さんにした謝罪事件の真相は、背番号「1」を着てトライアウトに参加してしまったことでした。新庄さんらしい謝罪ですね。
新庄剛志と斎藤佑樹
21年に現役引退を発表した斎藤佑樹さん。
斎藤さんの引退を知った新庄ビッグボスは自身のTwitterを更新し、ねぎらいの言葉を送りました。
「今さっきニュースで斎藤くんが現役を引退すると聞きました。誰にでもこの日は来ます。明日から昨日までの体の痛い箇所が不思議と全く痛くなくなるんだよね。とにかく何にも考えずにゆっくり休んでね」
と、引退したばかりの斎藤さんの気持ちに寄り添ったコメントをしていました。
またツイートの最後では、
「次は誰が背番号1をつけるんだろう?」と後継者の存在に胸を膨らませる様子で締めくくっていました。
新庄監督といえば阪神時代に、
「背番号『1』をくれるならメジャーに行きません!」
と言ったことがあるほど、背番号「1」に対して強いこだわりをもっています。
新庄ビッグボスが現役を引退して以降、日本ハムで背番号「1」を付けたのは3選手のみ。
07年からの4年間は、新庄劇場に欠かせないキャストだった森本稀哲さんが背負いました。
その後、森本さんが10年オフに移籍したことで欠番になり、13年からは陽岱鋼選手へ継承。
そして、陽岱鋼選手が16年オフにFAで巨人に移籍したため、17年からは斎藤さんがつけてきました。
いずれも日本ハムで人気だった選手たち。
次の背番号「1」を誰が背負うのかは、本人だけでなく私たちファンも気になるところでしょう。
そして意外かもしれませんが、この2人が初めて対面したのは22年なのです。
22年に、古巣日ハムのキャンプに訪れた斎藤さん。
そんな斎藤さんが「一番印象に残っている」と振り返ったのが、ビッグボスとのひとときです。
斎藤さんは、新庄監督が言った「選手のことをスターにしたい」という言葉に耳を傾け、
「熱く話していたので、それがやっぱり嘘がないと思いましたし、熱い方だなと思いました」
と初対面のビッグボスの印象を語っています。
またその見た目については、「見たまま爽やかですしかっこよかったです」といっています。
また、新庄ビッグボスが率いる新体制の日本ハムについては、
「中に入ってみて、意外といい意味で変わってないというか、やっぱり自分が取り組む課題に対して真剣に取り組んでいるなあという印象を受けました。そういう意味では、シーズンに向かって凄く良い方向にいっているのかなという風に思います」
とコメント。斎藤さんは新庄ビッグボスから、
「投手を教えてよ」と臨時コーチも打診されたようですが、
「僕なんかには教えられない」とお断りしたそうです。
最後に、
「出てくるニュースがすごく楽しいので、日々ワクワクしながらファイターズのニュースをチェックしています。優勝を目指してほしいです」
と期待のコメントを寄せていました。
BIGBOSSの背番号
日ハムの監督を務めることになった新庄剛志さんですが、登録名は「BIGBOSS」になり、背番号は「1」になることが決定しました。就任記者会見では、
「僕のイメージと言ったら『1番』。その1番をつけたい気持ちもあるんですけど、やっぱり主役は選手。スター候補を鍛えて1番をつけてもらいたいと思うので、その子たちが育つまではまず僕がつけます」
と語りました。
「背番号1にふさわしい選手が出てくるまで」
という条件付きではありますが、監督が1ケタの背番号を背負うと言うのはなかなか珍しいことでしょう。
それだけ新庄ビッグボスにとって、背番号「1」というのは特別なのでしょう。
新庄ビッグボスが日ハムを率いている間に、背番号「1」にふさわしい選手が出てくることに期待したいですね。
まとめ
いかがでしたか?
新庄剛志ビッグボスが、いかに「1」という背番号にこだわっているかがわかるエピソードが盛りだくさんでしたね。
22年は新庄ビッグボスの采配や選手の起用を楽しみにしつつ、彼から背番号「1」を奪う選手が現れることにも期待したいですね。