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松川虎生、佐々木朗希の完全試合の内幕を暴露!吉田正尚のところで・・・

   

22年4月、28年ぶり史上16人目となる完全試合を記録した佐々木朗希投手。

この試合では、日本記録タイとなる19奪三振、日本新記録となる13者連続奪三振達成というとんでもない投球を披露し、日本中を驚愕させました。

ですが、この完全試合を演出したのは佐々木投手だけの力ではありません。

捕手による巧みなリードがあったからこそです。

この試合で捕手を務めていたのは、22年にドラフト1位で入団した松川虎生選手。

まだ18歳で高卒1年目のルーキーです。

松川選手の大胆かつ繊細なリードが、この試合をアシストしたことは間違いありません。

今回は、そんな松川選手が完全試合で仕掛けた配球について迫っていきます。

分岐点

つい数ヶ月前まで高校生だった松川選手。そんな松川選手は、

どんな考えで佐々木投手をリードしたのでしょうか?

この試合で松川選手が「勝負所」として挙げたのが、4回にあった吉田正尚選手との対戦です。

二死から迎えた吉田選手への打席で、松川選手は初球から2球連続でカーブのサイン。

この配球に対し、

「あそこが本当に分岐点だった。正尚さんの予想したところじゃなかったと思うので、その後のフォークが生きたかなと」

と振り返っています。

この試合を通じて、初球でカーブを投げたのはこの打席のみ。

完全に虚をつかれた吉田選手は、ただ見送るしかありません。

続く2球目もカーブ

直球を狙っていたと思われる吉田選手は大きな空振りで追い込まれます。

そして、最後は149km/hのフォークで空振り三振。

吉田選手から三振を奪った佐々木投手は、プロ野球新記録となる10者連続奪三振を達成するのでした。

吉田選手は試合後、この4回の打席について次のように言及しています。

「今日は完全にやられました。バットとの接点がなかった。直球も対策したけど、最後はフォークで手が出なかった。真っ直ぐを待つとフォークがストンと消える。2打席目はカーブが2球続いたんですけど、あそこが唯一のチャンスだったかなと思います。真っ直ぐとフォークは腕の振りでもわからなかったですし、なんせコントロールが良かったです」

この試合、吉田選手は3打席連続三振を奪われ、佐々木投手のボールにまったく手が出ませんでした。

吉田正尚選手といえば、「三振をしない男」と言われ、三振数の少なさが異次元の天才打者。

21年シーズンは、両リーグトップの三振率5.5%をマークしています。

22年シーズンの三振数は、この試合までわずか1。

その吉田選手相手に3打席連続三振に抑えたわけですから、佐々木投手のピッチングと松川選手のリードがいかに素晴らしかったかがわかります。

佐々木投手は完全試合達成後のインタビューで、

「最後まで松川を信じて投げました」

「松川が良いリードしてくれたので、しっかり要求に応えながら投げることができたかと思います」

と語っています。

その言葉通り、試合ではほとんど首を振ることなく松川選手のミットをめがけて投げていた佐々木投手。

またこの試合、松川選手はバットでも佐々木投手を援護しました。

6回には二死満塁から宮城大弥投手の変化球を捉え、中越え走者一掃のダメ押し3点適時二塁打。

「何とか打ててよかったです」と胸をなで下ろしました。

巧みなリードと打撃で、佐々木投手の完全試合をお膳立てした松川選手。

そして異次元の投球を見せた佐々木投手。

この2人は18歳と20歳という、若さあふれるバッテリー。

このコンビが数々の記録を塗り替えることに期待したいですね。

高校時代の評価

高卒ルーキーながら正捕手で開幕スタメンを獲得した松川選手ですが、実は高校時代の守備は

「怪しい」という評価でした。

ロッテの榎康弘スカウト部長は、キャッチングする動作を見せながら

「ここまでこれができるとは思いませんでした。こちらもビックリしています」と話しています。

どちらかというと高校時代の松川選手は、打撃で注目を集める選手でした。

高校通算43HRを記録したパンチ力、遠投100m、二塁送球1.8秒台という肩とモーションが魅力の選手で、守備はまだまだという評価だったのです。

そんな松川選手が高卒でスタメンマスクをかぶり、完全試合を演出するわけですから本当に驚きです。

井口監督の起用にも驚かされます。

また、松川選手は守備力だけでなく、コミュニケーション能力も高く評価されています。

ここまで石川歩投手や美馬学投手といった、ベテラン投手ともバッテリーを組んでいますが、試合中に頻繁にコミュニケーションをとっている姿が見られます。

普通であればベテランの投手には遠慮してしまうこともありますが、松川選手は物怖じせずに自分の意見をしっかりと言えるようです。

このコミュニケーション能力があったからこそ、佐々木投手の持ち味を引き出すことができ、完全試合をアシストできたのだと思います。

末恐ろしい18歳ですね。

打撃面はまだまだ課題が多いですが、まだ高卒1年目のルーキーです。

これからいくらでも期待できるので、心配する必要はないでしょう。

本当に18歳?

松川選手はその落ち着きっぷりから、たびたび

「本当に18歳?」といった声があがっています。

そんな松川選手が、またまた高卒ルーキーとは思えない落ち着きっぷりを見せました。

22年4月24日の佐々木投手が先発したオリックス戦。

2回に佐々木投手が9番の安達了一選手に投じた3球目は、わずかに外角へ外れたと見なされ、ボールの判定を受けます。

佐々木投手は、この判定に納得いかなかったのか苦笑いを見せ、不満げな表情のままマウンドを降りて数歩前進します。

すると、球審を務めていた白井一行さんがマスクを外し、何やら言葉を発しながら怒った様子で佐々木投手に近づきます。

どうやら佐々木投手の態度を咎めたようです。

これを制止したのが、捕手を務めていた松川選手。

すぐさま白井さんの間に入り、その場を収めました。

その後、ロッテの井口監督もベンチから出てきて、事態はどうにか収まりました。

この松川選手の行動には、ネット上でも

「よく止めに入ったね」「もうプロ10年以上の風格」

「一体人生何周目な?」と驚きのコメントが続々と寄せられました。

確かに高校を卒業したばかりの選手とは思えない立ち振る舞い。

こういった落ち着きや動じないメンタルが、松川選手の一番の強みなのでしょう。

本当に松川選手には驚かされるばかりですね。

まとめ

いかがでしたか?

高卒ルーキー捕手では史上3人目の開幕スタメンを勝ち取り、佐々木投手の完全試合を演出し、さらに名をあげた松川選手。

佐々木投手が化け物なことは疑いようもないですが、松川選手の配球が力になったことは間違いありません。

今後もその落ち着きぶりと大胆なリードで、佐々木投手をはじめとするロッテの投手陣を引っ張る存在になって欲しいですね。

これからどんな名捕手に育つのでしょうか?黄金バッテリーのこれからの活躍に期待したいですね。

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