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丸佳浩が不振に喘ぐ鈴木誠也を変えた方法「〇〇を考えろ」

   

22年、ついに念願のメジャーリーグ移籍を果たした鈴木誠也選手。

鈴木選手といえば高打率を残す打撃技術と、高いパワーが持ち味の選手。

そして卓越した選球眼の良さを活かし、高い出塁率を残すのも特徴です。

そんな鈴木選手が四球を選ぶ大切さを知ったのは、元同僚で先輩の丸佳浩選手から受けたアドバイスがきっかけだとされています。

今の鈴木選手のスタイルを確立した、丸選手のアドバイスとはなんだったのでしょうか?

丸のアドバイス

丸選手に諭されるまでは、どちらかというと個人成績を優先していた打撃をした鈴木選手。

しかし、19年にカープにおいて精神的主柱だった新井貴浩選手が引退し、3番を打っていた丸選手が巨人に移籍したことから、「フォア・ザ・チーム」を意識するようになります。

そのきっかけは丸選手からもらった、

「まず塁に出ることを考えろ」というアドバイス。

丸選手は、

「大切なのはつなぐ意識に徹すること。相手が真っ向勝負して来ない場合は、無理に打ちに行っても相手の思うツボ。冷静に四球を選ぶことも大切だ」

と鈴木選手に説いたのです。

その結果、鈴木選手のフォアボールの数は88個から自己最多の103個に増え、「出塁」という形でチームに貢献するスタイルへと変わっていきました。

この年は最終的に、打率.335というハイアベレージの成績を残し、自身初となる首位打者のタイトルを獲得。

そして、出塁率はリーグトップとなる.453をマークし、「最高出塁率」のタイトルも同時に獲得して二冠に輝きました。

この年鈴木選手は、首位打者よりも最高出塁率のタイトルを取ることにこだわっていたようです。

最高出塁率のタイトルを獲得したことについて、

「打撃には波があるし、状態が悪くても四球で出塁すれば得点チャンスは増える。出塁率はチームに貢献できる数字なので、意識してやっていました」

とコメントを残しています。

丸選手のアドバイス通り、状態が悪い時でも四球で出塁し、チームに貢献することを実行していたようですね。

まさにフォアザチームの考え方です。

また二冠を獲得したことについては、

「二冠を獲ったのでもう少し嬉しいかなと思ったけど、チームがこういう状況なので微妙ですね」と発言。

この年の広島は4連覇を逃したどころか、Aクラス入りすら果たせませんでした。

このコメントにも、チームの勝利を第一とする鈴木選手の考えが伝わります。

丸選手からアドバイスをもらって以降、鈴木選手の打撃成績は軒並み高い成績を残しており、21年にも首位打者と最高出塁率の二冠を獲得しています。

丸選手のアドバイスがあったからこそ、鈴木選手は日本トップクラスの打者になれたのだと思います。

これからも丸選手のアドバイス通り、つなぐ意識で活躍して欲しいですね。

尊敬の気持ち

丸選手からアドバイスをもらって覚醒した鈴木選手。

そんな鈴木選手は、丸選手のことをかなり尊敬しているようです。

鈴木選手はプロ2年目を終えた14年オフに、丸選手に頼み込んで弟子入りし、共に自主練をする関係になりました。

この際、

「丸さんは絶対にボール球に手を出さない。勉強になることが多い」

と発言しており、かなり早い段階で丸選手を参考にしていたようです。

また、丸選手が18年オフに巨人へ移籍した際には、

「プレッシャーでダメになるんじゃないかとか、いろいろ言う人たちを丸さんはギャフンと言わせて欲しい。もし結果が出なかったらボクも嫌ですし、丸さんには常に凄い丸さんであって欲しいですから」

とエールを送っていました。

このコメントからも、鈴木選手がどれほど丸選手を尊敬しているのかがわかりますね。

また丸選手の巨人移籍が決まった際、自身のインスタライブでこのことについて言及。

巨人に移籍した丸選手を批判する一部のカープファンに対し、

「彼の野球人生だからそれはいいんじゃない?全然いいと思う。それで嫌うとか失礼。ありえん。丸さんにも頑張ってほしいんですよ」

と丸選手を擁護するコメントを残しています。その後も、

「丸さんが抜けたのは寂しい」

「巨人のユニフォーム姿は似合っていた」などと話し、

「FA権なんて全員がもらえるわけじゃないですから。一軍でずっとやってた人しかもらえない権利を使ったらボロクソに言われるなんて、俺なら発狂する。文句言われたら立ちションしまくる。丸さんかわいそう」

と意見を述べ、批判が集まる丸選手に寄り添う様子が見られました。

この鈴木選手の発言に

「誠也は間違っていない」「正しい」といった声がある一方で、

「ファンのことも考えるべき」「カープファンが嫌いってことはよくわかった」

といった非難の声もあがりました。

鈴木選手がこの発言をしたことの是非はさておき、丸選手を守りたくて言った言葉であることは間違いありません。

「FA権」という認められた制度で移籍したのにも関わらず批判が集まっているという状況だったため、苦言を呈したかったのだと思います。

メジャー移籍後も発揮

丸選手から「まず塁に出ることを考えろ」とアドバイスを受け、今のプレースタイルにたどり着いた鈴木選手。

そのアドバイスはメジャーの舞台でも発揮し続けています。

鈴木選手はメジャーデビューの試合から、「9試合連続安打」「12試合連続出塁」を記録。

調整が心配されていましたが、最高のスタートダッシュを切りました。

また、MLB公式サイトが日本時間の4月30日、4月の両リーグオールスターチームを発表し、鈴木選手はナ・リーグの外野手部門に選ばれました。

鈴木選手は30日までに20試合に出場し、打率.292、4HR、13打点という成績。

その中でも特筆すべきは、出塁率の高さです。

.417という好成績を残し、OPSは.967に達しました。

新人ながら、第一週には週間MVPを獲得する活躍を見せ、堂々のメジャーデビューで4月を終えました。

MLB公式サイトは、

「スズキの活躍はシカゴでの思いがけない素晴らしきことだった」

と選出した理由を説明し、鈴木選手の活躍を称賛しています。

またア・リーグの外野手部門では、鈴木選手が大ファンと公言しているエンゼルスのマイク・トラウト選手が選出されており、憧れの選手に一歩近づいた瞬間でもありました。

早くもその名を現地で轟かせている鈴木選手。

一部からは新人王を期待する声もあがっていますが、はたして今後どのようなパフォーマンスが見られるのでしょうか?

鈴木選手のこれからの活躍に期待したいですね。

まとめ

いかがでしたか?

鈴木誠也選手は丸佳浩選手のアドバイス通り、四球を選ぶ能力を磨き、日本のプロ野球の中でもトップクラスの打者に成長しました。

そして日本代表でも四番を務め、ついに野球における最高峰の舞台であるMLBに移籍しました。

これからも次の打者につなぐ意識で、鈴木選手の持ち味を発揮して活躍して欲しいですね。

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