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原辰徳が佐々木朗希の完全試合を予見できていた理由がこちら・・・

   

22年4月10日、若干20歳にして佐々木朗希投手が令和初の完全試合を達成しました。

球界OBからも驚きの声があがる中、現在読売ジャイアンツで監督を務めている原辰徳さんの反応は、

「やっぱりな」というものでした。

どうやら原監督は、佐々木投手が完全試合を達成することを予見していたようです。

一体なぜなのでしょうか?

記録ずくめの完全試合

4/10のロッテ対オリックス戦で達成された佐々木投手の完全試合は、まさに記録ずくめの完全試合でした。

初回に吉田正尚選手から空振り三振を取ったところから、佐々木投手の奪三振ショーがスタートします。

1回二死から5回の三死まで、13者連続で三振を奪っていったのです。

13者連続奪三振は日本記録。

その前の記録は9者連続で、大幅に記録を塗り替えました。

連続奪三振が止まった後もコンスタントに三振を取り続け、最後の打者となった杉本裕太郎選手から19個目の三振を奪って完全試合を達成させました。

また、吉田正尚選手はこの試合までの三振数はわずかに1つだけでしたが、この試合では3打席連続三振を喫しました。

球界随一のバットコントロールを持つ吉田選手でも、バットに当てることすらできなかったのです。

試合後に吉田選手は、「完全に相手が上だった」とコメントしています。

完全試合を逃す理由として多いのが四死球です。

ノーヒットノーランは四死球なら許されますが、完全試合は四死球すら許されません。

しかし佐々木投手はスリーボールになったのも、7回の後藤駿太選手の打席のみ。

四死球という面でも、危なげない投球だったといえるでしょう。

佐々木投手はこの日がプロ初完投・初完封です。

初完投の投手が完全試合を達成したのは史上初でした。

またこの日の捕手は、高卒ルーキーの松川虎生選手だったことも注目を集めました。

18歳ながら堂々とした風格と、佐々木投手の豪速球と高速フォークをしっかり受け止めたことから、完全試合の立役者とされています。

原辰徳の予言

4/17に放送された『サンデーモーニング』に、現読売ジャイアンツ監督の原辰徳さんが出演。

現役の監督が、シーズン中に生放送の番組でコメントすることは、かなり珍しいことです。

この日の前に佐々木投手が完全試合を達成したということで、番組では原監督にそのことについてコメントを求めました。

すると原監督はさほど驚いた様子は見せず、OP戦の時の対戦を振り返り

「やっぱりな」という感想を述べました。

28年間誰も達成できなかった完全試合を達成した若干20歳の投手との、交流戦での対戦について聞かれた時は、

「あんまり戦いたくないですね」と答えています。

現役の監督が、対戦する可能性のある投手に対してする、最大限の賛辞と言って良いでしょう。

ちなみにこの日の『サンデーモーニング』には、佐々木投手の前に完全試合を達成した槙原寛己さんも出演していました。

槙原さんが完全試合を達成した時の奪三振数は7つ。

完全試合は失策が出ても達成することはできないので、野手の堅実な守備も必要です。

19奪三振を奪った佐々木投手の場合は野手の守備機会も少なく、自分の時とは全然違うと絶賛していました。

また、セ・リーグとパ・リーグの違いもあります。

投手が打席に立つセ・リーグとDH制が採用されているパ・リーグでは、パ・リーグの方が完全試合の難易度は上がります。

投手は投球に専念するため、時には自動アウトのようになることもありますが、DHの選手がいわば打撃専門の選手となり、打者が1人増えると言っても過言ではないからです。

実際、パ・リーグでは平成以降完全試合を達成した人は佐々木投手以外いません。

ノーヒットノーランも、2000年以後の達成者は佐々木投手も含めて16人ですが、うち10人がセ・リーグの試合で達成されています。

DH制を採用しているパ・リーグでは、それだけ達成が難しいということなのです。

原監督だけでなく、佐々木投手が所属しているロッテの井口忠仁監督も試合後のインタビューで、

「まぁいずれやるだろうなとは思っていました」と答えています。

経験豊富なこの2人が驚かないほどの才能を秘めているので、今後も完全試合を達成することがあるかもしれません。

OP戦での投球

佐々木投手のOP戦の投球を見て、原監督は完全試合の予感がしたそうです。

佐々木投手が巨人と対決したのは3月18日のこと。

実はこの時、佐々木投手は岡本和真選手に満塁HRを打たれるなどして、4回2/3を投げて8奪三振を奪ったものの、5失点しています。

160km/hを超える速球と、140km/h台後半のフォークとのコンビネーションでアウトの半分以上を三振で奪っており、点を取られながらも佐々木投手の凄さが垣間見えた試合でした。

この試合は佐々木投手のコントロールミスも多かったですが、原監督も佐々木投手の速球とフォークが良いところに決まってきたら、良い打者でもなかなか打てないと感じたのでしょう。

原監督の思った通り、ほぼ速球とフォークのみのコンビネーションで、オリックス打線を相手に19の三振を奪って完全試合を達成したのです。

佐々木投手が思った通りの投球をすれば、普通の打者はバットに当てることすらできないでしょう。

まとめ

佐々木朗希投手は、異次元の投球で完全試合を達成しました。

しかも、この完全試合は史上最年少での達成です。

そして、13者連続奪三振と1試合19奪三振という日本記録を同時に達成するなど、記録ずくめの完全試合でした。

そんな中で原辰徳監督や井口忠仁監督は、

「やっぱりな」「いずれやると思っていた」と発言。

日本代表の監督を務めた原監督や、MLBでのプレー経験がある井口監督から見ても、それだけ高いポテンシャルを秘めていたということでしょう。

野茂英雄投手は、MLBでノーヒットノーランを2度達成しています。

しかし、日本人投手で完全試合を達成した選手はまだいません。

佐々木投手であれば、メジャーでも日本人初の完全試合を達成できるかもしれませんね。

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