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巨人の新外国人ビヤヌエバ、試合をサボってディズニーランド&併殺崩しスライディング騒動!

   

 毎年、大型補強で冬のストープリーグに話題を提供している読売ジャイアンツ。今シーズンも複数の選手の補強が行われました。そのうちの1人である新外国人のビヤヌエバ選手について、今世間を賑わせることになったニュースも含めてご紹介します。

プロフィール

 本名はクリスチャン・イバン・ビヤヌエバ・リモーン。1991年6月19日にメキシコのハリスコ州グアダラハラで生まれた、2019年で28歳を迎える右投げ右打ちの選手です。

 内野手で一塁手、二塁手、遊撃手いずれもメジャー時代に出場はありますが、主なポジションは三塁手です。2008年8月にテキサス・レンジャーズと契約。その後、2009年から2012年シーズンの途中までテキサス・レンジャーズ傘下の球団で過ごしました。

 そのシーズン途中にトレードでシカゴ・カブスへ移籍。この年のオフにカブスとはメジャー契約を結びましたがメジャー出場はならず。2016年シーズン終了を以てFAとなりました。

 そのオフに、サンディエゴ・パドレスとマイナー契約。2017年からはパドレスでプレーしました。この年に好成績を残し、同年の9月18日にメジャー契約。そして、同日にメジャーデビューを果たしました。2018年もメジャーで結果を残し、メジャー通算24本塁打の成績を持って、日本の読売ジャイアンツへ入団が決まりました。

 メジャー通算24本塁打という数字は、一見すると大したこと無いようにも見えるかもしれませんが、メジャーの経験が無くても助っ人として日本に来る選手もいるぐらいであり、一定の実績は残して来日した、と言って良いでしょう。

サボってディズニーランド!?

 問題は3月19日に起こりました。ビヤヌエバ選手が3月19日に、東京ディズニーランドで撮影した動画を自身のInstagramのストーリーに投稿したのです(※その動画は既に削除されております)。この日は、読売ジャイアンツの一軍の試合は無い日でした。

 しかしながら、その直前の3月17日と18日に東京ドームで行われたシアトル・マリナーズとの2連戦を、「首を寝違えた」ということを理由に欠場していました。更に翌日からの遠征である20日の甲府での北海道日本ハムファイターズ戦、21日のメットライフでの埼玉西武ライオンズ戦に帯同しないことも発表されていた中での出来事でした。

 この時点まで、オープン戦でのビヤヌエバ選手の成績は打率.167、本塁打無し、2打点と非常に低迷していたこともあり、この一件について、「首を寝違えたというのは表面上の理由であり、実際はリフレッシュ目的」というファンの声も挙がっています。

 事実、ここまで精神的に参っている様子はありました。そして、このディズニーランドを訪れた後の3月24日の対千葉ロッテマリーンズ戦では4回1死1塁、2点を追う展開の中で来日後初となる貴重な同点2ランホームランを本拠地である東京ドームで放ちました。

 ディズニーランドに行った効果は、もしかしたら発揮したと言って良いのかもしれません。しかしながら、勤勉さを美とする日本人にとって、このタイミングでのディズニーランドへ行くという行動、更にそれをSNSで投稿するという行為は、サボりと見られても仕方がないかもしれません。

併殺崩しのスライディング

 ディズニーランドでサボり疑惑をかけられ、開幕前からマイナスのイメージを植え付けてしまったビヤヌエバ選手。開幕してからもまた、プラスとは言えないことで話題を提供してしまいました。併殺崩しのスライディングです。

 問題のプレーは4月9日にナゴヤドームで行われた、対中日ドラゴンズとの2回戦で発生。6回表1死1塁、打席に立っていた小林誠司選手がショートゴロを打った際に起こりました。併殺打を狙うため、2塁ベースへのベースカバーに入った堂上直倫選手に対して、危険なスライティングをしたということで問題になったのです。

 このことについては、2017年の野球規則改正で規則に明文化されたルールです。今回のプレーは野球規則6.01(j)の、「併殺を試みる塁へのスライディング」に該当します。

 ここで「正しいスライディング」ということで4つ項目が挙げられていますが、ここに抵触したことが問題となっているのです。映像でもわかるようにこの4つの項目の内、次の3つについては問題無く行われておりました。

(1)ベースに到達する前からスライディングを始め(先に地面に触れる)、
(2)手や足でベースに到達しようとし、
(3)スライディング終了後は(本塁を除き)ベース上にとどまろうとし、

しかしながら、次の4番が正しく行われていなかったようです。

(4)野手に接触しようとして走路を変更することなく、ベースに達するように滑り込む。

 見方によっては、曲げた右足でベースに向かってスライティングをしているので、正しいスライティングをしたと見られなくもないです。一方で接触を避けるために、2塁ベースよりも3塁方向に足をずらした堂上選手に対し、ビヤヌエバ選手も敢えてスライティングをしに行った左足を、ベース上ではなくベースよりも3塁側に対して向けているようにも見えます。

 タックルをしたり、足を高く上げて蹴りに行ったりしたものではありませんでしたが、最終的には中日ドラゴンズの与田監督によりリクエストを受け、リプレー検証を行った審判団によりこのプレーは危険なスライディングと判断され、ビヤヌエバ選手には警告が与えれました。

まとめ

 このような形で、開幕早々の4月からマイナスなイメージを2つも与えてしまったビヤヌエバ選手。野球ファンに対して、非常に厳しい捉え方をされる可能性が非常に高くなってしまいました。

 ただ、ここまでの公式戦での成績については、規定打席には到達していないながらも打率、長打率、OPS(オプス)共に、非常に優れた成績を残しております。

 また長打力を期待され、助っ人として加入した外国人選手ですが、体系に似合わない軽快な守備も見せており、チームの好成績に対しても高く貢献していると評価して良いと思います。マイナスなイメージを本職のプレーで見返していくことができるのか、見守っていきたいところです。

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