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王柏融の日ハムでの年俸と台湾の反応まとめ!

   

 2019年、北海道日本ハムファイターズに加入した台湾出身の王柏融選手。台湾プロ野球で歴代ナンバー1と言えるほど圧倒的な成績を残して、台湾球界初となるポスティング・システムを利用し、日本球界にやって来ました。

 台湾での多大なる期待を背負い、将来的なメジャーリーグ挑戦も視野に入れているため、アメリカからも注目を集めています。そんな王柏融選手について年俸や台湾の反応、母国のファンの想いなどをまとめてみます。

プロフィール

【生年月日】1993年9月9日(25歳)
【出身】台湾 屏東県
【守備位置】外野手
【利き腕】右投左打
【身長】182cm
【体重】85kg

 ニックネームは大王(ダーワン)。中学生までは投手としてプレイしていましたが、高校生のときに打撃に専念するべく野手に転向しました。2015年にラミゴモンキーズへ入団し、プロ野球選手となります。

 2016年にはシーズン打率.414、台湾プロ野球史上初となるシーズン安打数200本を達成しました。さらに最優秀選手、新人王に選出されたほか、打撃王、安打王、ゴールデングラブ賞、ベストテンなどのタイトルも獲得し、オフに5年総額3,180万台湾元で契約更改するという、台湾きってのスター選手です。

 2018年のオフに、球団がポスティングシステムの利用を容認すると発表したときには、巨人・阪神・ロッテの獲得が有力かと思われていましたが、ふたをあけてみると北海道日本ハムファイターズが交渉権を獲得するということになりました。

日ハムでの年俸

 2018年12月、日本ハムは王柏融選手と3年契約、年俸は9000万円総額4億円プラス出来高払いで契約を結んだと発表しました。年俸は日本ハム全選手2019年のランキングで8位にあたり、期待の高さが窺えます。

 

 台湾球団のLamigoモンキーズで打率4割の好成績を残したオフに、台湾プロ野球史上最高の400%というアップ率で契約をして、2018年度の年俸は約2,100万円でした。2019年、日本球界でプレーすることになり4倍超えの年俸を手にしたことになります。

台湾の反応

 まず、王柏融選手の台湾プロ野球で残した成績を見てみましょう。在籍は4年と短いですが2年目に打率4割を達成し新人王。翌年、2年連続の打率4割を記録し首位打者、本塁打王、打点王で三冠王。最多安打2回、ゴールデングラブ賞3回、MVPを2回獲得して、チームとして台湾シリーズ制覇。

 年間王者も3回経験していて、もう台湾では目標が無いと言われるほど数々のタイトルを獲得し、偉業を達成しています。このように台湾プロ野球史上最高レベルの成績を記録しているため、台湾人ファンの中には「イチローがメジャーリーグ挑戦した時の日本人の気持ちに近い」と言う者もいれば、「母国の英雄、王貞治が全盛期にメジャーリーグへ行ったような感覚」と表現する者もいます。

 王柏融選手が日本球界で好成績を収められず、平凡な成績に終わってしまったら台湾プロ野球が否定されてしまうとの思いもあるようです。4割三冠王の打者が通じないなら今後、台湾球界で好成績を残した選手が日本球団と契約できることは厳しくなるので、台湾プロ野球選手の為にも王柏融選手に好成績を残して欲しい、という切望に近い声もあるようです。

 台湾では、アマチュアにいる好選手は台湾プロ野球を経ずアメリカへ行き、プロになる選手が多いとされます。もし王柏融選手が日本球界で活躍できたら、アマチュアから台湾プロ野球へ入りそして日本球界へ、と目指す選手が増えることが考えられるので、台湾プロ野球のレベルアップに繋がることも期待できる、と考えているファンもいます。

 そして台湾には、国外でプレーするスポーツ選手に熱くなる理由があります。台湾は複雑で曖昧な国際的存在であり、国ではなく地域という扱いになります。オリンピックなどの国際大会はある圧力で台湾を名乗れず、チャイニーズ・タイペイという呼称で参加することを余儀なくされています。

 様々な国際機関・会合には出席できないという制約もありますし、他国から「チャイニーズ」と認識されてしまうことの悔しさもあるようです。それゆえ、スポーツ選手が外国で活躍すると「TAIWAN」の言葉が報道され、世界に「台湾」の存在をアピールできる喜びがあるのです。

 台湾が野球の国際大会を多く開催することにも、同様の理由があるそうです。このような事情から王柏融選手を追う台湾マスコミは非常に多く、台湾人ファンの反応も熱くなっているようです。

まとめ

 台湾という暖かい南国出身の王柏融選手が、日本での野球生活初年度に気温が上がらない中でプレーするのは、調整が難しいかもしれません。気温の高い国、メキシコの選手にも見られる傾向ですが、夏に向けて調子を上げてくることは期待できます。

 また、2019年11月には東京オリンピック予選を兼ねた野球世界大会プレミア12があります。日本と台湾は同グループなので対戦もあり、王柏融選手が台湾代表に選ばれれば敵となります。しかし国際舞台で台湾式応援歌の中、プレーする王柏融選手の躍動に期待しましょう。

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