ロッテの新外国人バルガスのホームランがすごい…!年俸も徹底解剖!
2019年、千葉ロッテマリーンズの新外国人選手として迎えられたケニス・バルガス選手。身長196cm、体重133kgの巨体から生み出す長打が魅力のスイッチ・ヒッターです。
就任2年目を迎える井口監督より、主砲としての活躍が期待されているバルガス選手のバッティングや、一番の魅力であるホームラン、そして年俸について見てみましょう。
プロフィール
【本名】 ケニス・バルガス(Kennys Vargas)
【生年月日】1990年8月1日(28歳)
【出身】 プエルトリコ・カノバナス
【守備位置】一塁手
【利き腕】 右投両打
【身長】196cm
【体重】133kg
ミネソタ・ツインズで中軸を務めており、メジャーリーグでの2014年〜2017年の4年間で通算35本塁打を記録しています。2017年の第4回WBCではプエルトリコ代表に選ばれ、ベネズエラ戦ではホームランも放ちました。
2018年はメジャー出場がありませんでしたが、3Aで21本塁打を記録しそのオフに母国プエルトリコで開催されたウインターリーグに参加しています。ホームラン競争にも参加し、15本を記録し決勝へ進出。
11本を放って優勝してリーグ成績は31試合で打率376、6本塁打、20打点の好成績でMVPを獲得しています。阪神が2018年シーズン中の緊急補強候補として調査していると報道がありましたが、同じく長打力不足に悩んでいたロッテが2019年の新外国人として獲得しました。
ホームランがすごい!
バルガス選手が日本で見せてくれたホームラン数はまだ多くないですが、どれもが印象に残る飛距離・弾道であり、すっかり魅了されてしまったファンも多いでしょう。そんなバルガス選手のホームランの凄さを振り返ってみましょう。
ロッテ入りが決まったケニス・バルガスの怪力っぷり pic.twitter.com/43d57dhxqc
— Roman Experience (@golden_sugi) 2018年11月6日
まずは2月23日、日本で実戦1号となるホームランです。西武との練習試合で代打で出場し、130メートルの飛距離でバックスクリーンに運びました。2月27日、楽天との練習試合でも特大ホームランを放ちました。この時のスイングは、合わせるような「60%くらいの力」でのコンパクトな打撃でしたが、ライトスタンド中段へ叩き込みました。
3月19日にはオープン戦第1号を西武戦で記録しています。そして3月23日には巨人戦で1試合2発となるオープン戦2号・3号を放ちました。1本目は左打席で菅野投手から、2本目は右打席で吉川投手から、ともに看板に直撃する140メートルの特大ホームランでした。
ツインズ時代にも、1試合で2本塁打を左右両打席で打った経験がありますが、「どちらの打席でもホームランを打てる」という言葉を証明してみせました。4月4日には記念すべき公式戦第1号を、西武戦でバックスクリーンに運びました。
どれもが特大ホームランであり、打った瞬間にそれと分かる飛距離で日本プロ野球界、現役最重量の巨体から生み出すパワーは半端ではありません。さすがキャンプ時の室内練習場で、同僚の井上晴哉選手に「隣でバッティングしたくない」と震えさせただけあります。圧倒的な飛距離に注目が集まっていますが、バルガス選手はホームランより打点を挙げることが大事だと自らの役割を語っています。
年俸はどれくらい?
バルガス選手は1年契約で推定年俸は150万ドル、日本円にして約1億6,500万円です。比較してみると2018年にロッテに加入した外国人打者、マット・ドミンゲス選手はメジャーリーグ通算5年、打率.231、42 本塁打、152打点の実績で、約9,000万円でロッテと契約しました。
バルガス選手はメジャーリーグ通算4年、打率.252、35本塁打、116打点ですからかなり高年俸となるのかもしれません。また、かつてロッテで活躍したベニー・アグバヤニ選手とフリオ・フランコ選手のロッテ1年目の年俸が、それぞれ約6,000万円と約8,000万円でしたから、脂が乗ってる年齢のバルガス選手にロッテがいかに期待しているかの表れでしょう。
まとめ
明るく陽気なバルガス選手はチームに溶け込み、配球などについてもレアード選手をはじめ、他の野手とも話をしてよく研究しているそうです。ロッカールームでは同僚の応援歌を歌ったりして、ムードメーカーでもあるようです。
ホームランを打った後のゴリラパフォーマンスもムードを盛り上げることでしょう。今後日本人の投手のタイミング、配球に慣れてホームランラグーン元年、1本でも多くロッテファンに特大のホームランを、そして1度でも多くゴリラパフォーマンスを見せてもらいたいものです。