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オリックスの頓宮裕真は新人王候補!パンチパーマがすごい・・・

   

 2018年のドラフト会議で、オリックスバファローズ亜細亜大学の頓宮裕真選手を指名しました。頓宮選手は大学までは捕手を務めていましたが、バファローズは彼の長打力を高く評価しており、それを活かすべく内野手(三塁手)として指名をしました。

 ちなみに近年では東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手も、ほぼ同じ理由で内野手として入団しております。ここでは頓宮選手が新人王を獲れるのかどうか、また入寮時の風貌で話題になったパンチパーマの髪形についても触れていきます。

パンチパーマが話題に

 きっかけは亜細亜大学時代の恩師である、生田監督からの勧めでした。生田監督は学生時代、学年が2つ上で後に当時のオリックスブルーウェーブで活躍したピッチャー、パンチ佐藤(本名:佐藤和弘)選手と同じ部屋でした。

 彼は、トレードマークのパンチパーマと愛敬あるキャラクターで親しまれており、そんなパンチ選手のように愛される存在になって欲しいとの思いから、同じオリックスに入団することになった頓宮選手にパンチパーマの継承を進めたのです。

 頓宮選手もプロ1年目から年俸で追い付くことは難しいと考え、「まずは目立つことを第一にし、お金よりファンを集めよう」という考えで快諾したとのこと。そして2018年12月15日、大阪市内のホテルで行われたオリックスバファローズの入団会見の場で、「パンチパーマにして入寮を考えている」という仰天プランを明かしました。

 その1週間後の2018年12月23日、武蔵野市の亜細亜大学で行われた同大学野球部部長である大島正克氏の「学長就任をお祝いする会」の場でも、野球部OBら350人を前にして入寮前日の2019年1月6日にパンチパーマにすることを声を大にして宣言しました。

 この段階では、既に大阪市内でパンチパーマに定評のある理容室「サニーズバーバー(Sunny’s barber)」を予約していたうえ、より迫力を出すべく日焼けマシンを使って毎日1時間日焼けをし、コワモテ顔を作り上げたのです。そして入寮の日となる2019年1月7日、大阪府大阪市の舞洲にあるオリックスバファローズの合宿所「青濤館」に、宣言通りにパンチパーマ姿で登場をしました。

 元々はあまり似合わないだろうと考えていたようですが、今風のソフトなパンチで本人としては「意外といける」と感じており、納得していた模様。あくまで話題づくりが第一の目的であり、生田監督からも「1週間程度で良い」との話があったようで、1月15日に散髪を行いました。

 しかし翌16日、「キャンプ前にキツめのパンチパーマにする」と宣言。球団もこれをバックアップしており、1月27日には京セラドーム大阪で行われたトークショーにて、ドラフト1位入団の太田椋選手とこの頓宮選手のオリジナルTシャツを作成し、オリジナルグッズとしてお披露目を行いました。

 そして30日、キャンプ地である宮崎入りの際には前日に再び「サニーズバーバー(Sunny’s barber)」を訪れ、予告通りにパンチパーマでキャンプ入りしました。ある意味鮮烈なプロデビュー、話題は十分に売ることができたと言えるでしょう。

新人王なるか!?

 話題性十分なルーキーの頓宮選手ですが、彼は新人王になれるのでしょうか?頓宮選手の場合は試合に出続けられるか、そしてそのために守備の能力を上げられるかがポイントとなるでしょう。

 大学野球では東都リーグで歴代8位タイとなる通算14本のホームランを放った実績もあり、大学日本代表の4番も務めた打者であり、開幕戦で新人としては62年ぶりのクリーンアップを任されたことから、長打力のある打撃を期待されていることは言うまでもありません。

 しかしながら、4月25日現在で既に5つの失策があり、これはリーグでもワーストの数となります。長打が打てる選手は魅力的ですが打率を残せるタイプではなく、パワーだけなら外国人の方が勝るということを考えると、あまりに守備で足を引っ張ってしまうようでは出場機会も減少してしまいます。

 ここまでに2試合連続ホームランを放った時もあるように、継続して試合に出場できれば一定のホームランは期待できる選手であり、20本程度ホームランを打てれば新人王の可能性は出てきます。そのためにも守備を鍛え、首脳陣の信頼を得て出場機会を増やしていけるかどうかが、新人王の可能性に大きな影響を与えると言えます。

まとめ

 入団時から、「パンチパーマ」という特徴によって十分に話題を提供し知名度を上げ、ファンを増やすという自身が掲げていた目標はひとまず達成できたでしょう。

 ただペナントレースが始まり、これからは本業のプレーで活躍できるかどうかが、更にファンを増やしていくことに繋がります。プロの一線級の相手に対して、どこまで通用するのか、今後も注目です。

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