広島の助っ人外国人、ローレンスと森永のお菓子との関係が話題に!
2019/06/06
2019年、広島東洋カープに新たな外国人投手であるケイシー・ローレンス選手が加わりました。それまでメジャーリーグのマリナーズでプレーしていた彼は、同じく新入団のカイル・レグナルト選手と共に笑顔で入団発表会見をし、その後室内練習場でキャッチボールをして調整するなど、意気込みを見せました。
人柄の良さそうな印象をファンに与えたローレンス選手について、そして話題になった森永のお菓子のことも含めて、まとめてみました。
プロフィール
【本名】ケイシー・ローレンス(Casey Lawrence)
【生年月日】1987年10月28日(31歳)
【出身】アメリカのペンシルベニア
【ポジション】投手
【利き腕】右投右打
【身長】188cm
【体重】77kg
2010年にトロント・ブルージェイズと契約し、2017年にメジャーデビューしています。マイナー9年間で通算73勝69敗、防御率3.77。メジャー2年間で通算3勝3敗、防御率6.64。
2018年はシアトル・マリナーズで11試合に登板し、1勝・防御率7.33という成績。エンゼルスの大谷翔平選手を3打数無安打に抑えたこともありました。
2年前から日本の他球団からオファーがあったりましたが、「タイミングが合った」ということで2019年にカープと契約金30万ドル(約3,420万円)、推定年俸52万ドル(約5,930万円)+出来高という契約で合意しました。
K・ローレンス 5回3失点 20190407 広島カープ 二軍 https://t.co/IaOH2DgXAJ @YouTubeより
— ベポ (@BEPO37) 2019年4月7日
メジャーリーグではセットアッパーとしての登板が多く、2018年まで広島に在籍していたジャクソン投手、カンポス投手というセットアッパーが退団したことを考えると、その後釜という期待もあるでしょう。
しかし、マイナーリーグでは先発としての登板も多く、一定の成績を残していることから広島でも先発の起用が考えられます。技巧派でいくつもの変化球を投げ分け、四球が少なく安定した制球力で打たせて取るタイプであり、本人も「ストライクをゾーンに投げて勝負できる」と言っています。
ローレンスと森永のお菓子
2月のキャンプ中、森永製菓からローレンス選手に贈り物がありました。その贈り物はソフトキャンディの「ハイチュウ」で、大量に届けられたことに興奮し喜んでいる様子が報道され、彼のインスタグラムにも写真が載せられています。
なぜ、森永製菓から贈られたのでしょうか?実は、入団会見時のローレンス選手の発言が発端になっているようです。ニックネームについて聞かれ、「父親が『木』と呼ばれていたため、息子であるローレンス選手は『小枝』と呼ばれるようになった」と答えました。
これを知った関係者がある日、森永製菓のチョコレート菓子である「小枝」をローレンス選手にプレゼント。すると、「ハイチュウも好きだけどチョコレートも大好き」とハイチュウが好きであることを明かし、小枝とハイチュウが同じ森永製菓の商品である偶然に彼は大変驚いたのです。
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と同時に、ハイチュウは青リンゴ味が好きであるとも明かしていました。そしてこの事を知ったであろう森永製菓から球団を通して、ハイチュウのプレゼントになったようです。新入団の外国人選手で、しかもキャンプ前の発言である「ハイチュウ好き」に反応した森永製菓の心意気に、驚いたファンも多かったようですが宣伝効果もあり、イメージアップに繋がっているようです。
ハイチュウといえば田澤純一投手がレッド・ソックス時代に、若手が担当する軽食係として用意したところ大好評になり、メジャーリーグで広がっていったという逸話もあります。他に黒田博樹選手や牧田和久選手もメジャーでチームメイトに差し入れし、好評だったようです。ローレンス選手はマリナーズ所属だったのでイチロー選手、または岩隈選手からの差し入れだった可能性も考えられます。
まとめ
広島の緒方孝市監督にも、「ドラフトで即戦力の投手をあまり取れなかったので面白い投手」と期待されています。ジョンソン投手、レグナルト投手、ヘルウェグ投手、フランスア投手という4投手と、野手ではバティスタ選手という1軍で活躍する選手との外国人枠(1チーム4人まで)の壁がありますが、長いシーズン必ずチャンスは訪れるでしょう。
日本語習得に意欲を見せたり、「日本の文化や価値観に興味がある」と、日本で成功した外国人選手に見られる日本を理解し、溶け込もうとする姿勢を見せています。
日本行きを前に、アメリカのファンから惜別メッセージを送られたというローレンス選手。チャンスを掴み日本で成功し、その活躍がアメリカのファンにも届けてほしいものです。