プロ野球データルーム

NPBの選手情報・年俸・背番号・FAなどストーブリーグ専門。オフシーズンの暇つぶしにどうぞ。

*

阪神の助っ人外国人、マルテへの評価まとめ!また、年俸がこちら・・・

   

 長打力不足に悩む阪神タイガースに、新たな助っ人としてジェフリー・マルテ選手が入団しました。浜風の吹く甲子園に適応できる、右打ちの長距離砲の加入にファンも大きな期待を寄せています。

 エンゼルスではあの大谷翔平選手ともチームメイトであったマルテ選手は、どのような評価をされているのでしょうか?年俸も含めて見てみましょう。

プロフィール

【本名】ジェフリー・マルテ(Jefry Marte)
【生年月日】1991年6月21日(27歳)
【出身】ドミニカ共和国のラ・ロマーナ州
【守備位置】一塁手、三塁手、左翼手
【利き腕】右投右打
【身長】185cm
【体重】99kg

 2007年、ニューヨーク・メッツと契約をしてメジャー昇格の無いまま、2012年にオークランド・アスレチックスへ移籍しました。2014年にデトロイト・タイガースへ移籍し、2015年にメジャービュー。

 2016年にロサンゼルス・エンゼルスへ移籍し、88試合に出場して15本塁打を放ちました。しかし2017年と2018年は共に成績は振るわず、2018年オフにマイナーへの降格を拒否し、フリーエージェントになりました。

 

View this post on Instagram

 

Jefry Marte.さん(@jmarte19)がシェアした投稿


 メジャー成績は通算4年間で打率.222、30本塁打、91打点でした。2017年、阪神は獲得リストにマルテ選手を入れていたそうですが、シーズン中に膝の故障があったこともあり獲得を見送り、オフにウィリン・ロサリオ選手と契約しました。2018年のオフはドミニカのウインターリーグで18試合に出場したものの、打率.207、0本塁打、4打点と目立った成績は残せませんでした。

 「阪神がジョーイ・メネセス選手(現オリックス、詳細はこちら)とクリスチャン・ビヤヌエバ選手(現巨人、詳細はこちら)をリストアップしている」「阪神など日本の複数球団がマルテ選手の獲得調査をしている」また、「韓国球界からもオファーがあった」などの報道が出ましたが12月28日、阪神と契約合意となったことが発表されました。背番号は「31」を希望し、かつてつけていた掛布雅之氏の了承を経て継承されることになりました。

周りからの評価

 マルテ選手が特に評価されているのは、15本塁打を記録した2016年のエンゼルス時代の成績でしょう。284打席で15本塁打ですから、1シーズン出続けていれば30本塁打を打てる力はある、という可能性を見せました。

 メジャー通算30本塁打の内、センターよりライト方向への本塁打は1本だけということもあり、引っ張りの多いプルヒッターのようです。速球に強く、豪快なスイングでライナー性の打球をスタンドに突き刺すパワーを売りとしています。一方でそのような打撃スタイルの割に、メジャーでは特別多く三振をしていません。

 バットにボールを当てる率が年々上がっていることが、三振が少ないことに繋がっています。しかし、ゴロを打つ確率も高いとされています。引っ張る傾向の強いスイング、三振が多くなくバットにボールを当てる率が高い事と合わせると、ゲッツーが多くなるのではと懸念されています。

 日本では、既に外角低めの変化球に苦しんでいる様子も散見されています。さらに低めの変化球をスイングする際には、上体が沈む傾向も見られました。こうなると目線がブレるため、弱点を徹底的に攻める日本では多く三振をするだろうとも評されています。

 しかし高めの球には強く、メジャーでも高めのコースを捉えて強い打球を飛ばす場面の多い選手でした。2018年に、メジャーの大投手であるドジャースのカーショー投手から打ったホームランも、高めのボールでした。守備位置はメジャーではファースト、マイナーではサードを最も多く守っていました。

 他にマイナーでショートの経験もあり、レフトも守れます。これにより、阪神の首脳陣からは有事の際に非常に助かる、選択肢の多い戦力だと評されています。またメジャーでは、「守備範囲は広くはないが肩は強く身体能力は高い」という評価をされていました。

 春季キャンプでも柔らかいグラブ捌きと、安定した送球を見せていたようです。走塁面ではマイナー時代に二桁盗塁したこともあり、彼自身も自信があるようです。以上が、マルテ選手の主な評価点ですがメジャーのスカウトからは、「日本人投手に多い低めの変化球に対応できれば活躍できるかもしれない」と言われています。

 右ふくらはぎの張りで開幕は2軍スタートと出遅れました。しかし4月29日に1軍昇格し、5月1日には来日1号ホームランを左中間スタンドへ放ちました。これは阪神の「令和1号」記念として、ホームランボールとバットが甲子園歴史館に展示されるそうです。

年俸

 マルテ選手は阪神タイガースと、1年契約の年俸100万ドル(約1億1,000万円)という内容で合意しました。そんな彼の、メジャー4年間の年俸を見てみましょう。

2015年:50万7,500ドル(約5,580万円)
2016年:50万9500ドル(約5,600万円)
2017年:54万7000ドル(約6,020万円)
2018年:55万9000ドル(約6,150万円)

 阪神と契約したことで、メジャー時代と比べると倍近い年俸を手に入れることになりました。とはいえ、メジャーリーグの平均年俸4.6億円からすれば低いかもしれません。そんな中で2018年は打率.216 、7本塁打、22打点という成績を残し、メジャー各球団が支配下に置く40人の選手枠から外れていました。

 メジャー契約を結ぶには厳しい状況だったことを考えれば、提示された年俸は非常に魅力的だったでしょう。年齢的にも伸びしろ十分であり、日本で大化けする期待もあるのかもしれません。

 そんな期待に応えてもらうべく、タイガースは神戸市内に4LDKの高級マンションを用意したそうです。通常助っ人外国人には、3LDKの部屋を用意するそうですが、マルテ選手は子供が3人いるためにファミリールームを用意して、万全のサポートをしたようです。

まとめ

 日本球界に興味を持ち、3年前から日本でのプレーを希望していたマルテ選手。エンゼルスで大谷選手から、さらにかつてはアメリカのタイガース3Aのチームメートであり、日本で再び同僚になる阪神の守護神、ラファエル・ドリス選手から日本の野球事情を聞いていたそうです。

 ドリス選手は彼について、「山田哲人選手をパワーアップさせたようなタイプ」と言っています。同じドミニカ共和国出身である、ドリス選手の存在は心強いでしょう。

 ちなみに、アメリカでは「エル・ブレイ」という愛称だったそうです。入団会見では、「今はニックネームがないので考えてくれたら」と語っています。日本で活躍しファンから認められた時、どんなニックネームがついているのか楽しみですね。

 - シーズン , , ,