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広島の床田寛樹は新人王候補筆頭!操る球種がこちら・・・

   

 2016年のドラフトで、広島東洋カープから3位で指名を受けた床田寛樹投手。2019年で3年目となります。ルーキーイヤーのオープン戦から先発として起用されるなど、元々の期待の高かった投手です。

 そして、2019年のシーズンは開幕からここまで見事な活躍を見せています。そんな床彼の球種や、新人王の可能性についてご紹介します。

球種

 サウスポーの床田投手は、長い腕を活かした最速150km/hのストレートが主な武器です。大学入学当初は130km/h程度でしたが、大学時代にスピードを大きくアップさせ、最速148km/hも記録しました。

 変化球はスライダーやシュートを多く投げていますが、その他にもカーブ、フォーク、チェンジアップと変化の大きな変化球も持ち合わせております。また、2019年からはツーシームのようなボールも投げています。

 このボール、一般的な手元で小さく動いて芯を外させるツーシームとは少し違い、どちらかと言えばシンカーに近い大きな変化をする軌道であり、空振りを奪える球のようです。亜細亜大学出身者の多くが持ち球としている、「亜大ツーシーム」と呼ばれる変化球のようです。

 これまで右打者に対し、横に曲がるボールは内に食い込んでいくスライダーだけでした。しかしこのボールのおかげで、外に逃げていく球も投げられるように。

 また、投球の幅も広がりました。なお、武器であるストレートはややカット系、シュート系の回転をすることもあり、細かな変化があるため、真っすぐの球を狙われても芯を外すことができます。

新人王候補!

 床田投手は1年目から開幕ローテーション入りを果たし、チームの開幕5戦目となった4月5日に対中日ドラゴンズ戦でプロ初登板を果たし、2戦目となる対読売ジャイアンツ戦でプロ初勝利を挙げました。しかしその後、3戦目の対横浜DeNAベイスターズ戦を左肘の違和感を訴え、途中降板しました。

 診断の結果、左肘内側筋筋挫傷と診断され、7月27日に左肘関節内側側副靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)と尺骨神経剥離手術を行なったことで、その後と2年目シーズンは活躍できませんでした。このようなこともあり、1軍での登板が3試合17.1イニングのため、3年目の2019年シーズンも新人王の権利を持った選手ということになります。

 床田投手は5月6日時点まで6試合に全て先発として登板し、既に4勝を挙げています。この数字は、セ・リーグの先発投手の勝利数としては、リーグトップです。防御率も6日時点で1.55という驚異的な数字であり、こちらもセ・リーグで2位の素晴らしい成績を残しています。

 その4勝を挙げた試合を見てみても、全ての試合で6回3失点以内のQS(クオリティ・スタート)を達成、うち3試合では7回2失点以内のHQS(ハイ・クオリティ・スタート)も達成しています。そのため、いわゆる打線の援護のおかげで勝った試合は1試合もなく、全てが床田投手の好投により勝利を収めています。

 3〜4月については、各月に最も活躍した選手に贈られる、「大樹生命月間MVP賞」の候補の筆頭としても名前が挙がっています。新人王どころか、リーグ全体で見てもトップレベルの実力を持っているのです。

 このまま活躍し続ければ、最多勝利や最優秀防御率と言った個人タイトルを獲得できる可能性さえあります。2019年のセントラル・リーグは、新人王の資格を持った選手がここまで高いレベルの争いをしていますが、その中でも床田投手は最有力候補と言えるでしょう。

まとめ

 いかがでしたか?故障という不運な形での離脱はありましたが、それによって走り込みや体幹トレーニングをしっかり行い、全身を鍛えることができたと話しており、その辺りは「怪我の功名」とも言えるでしょう。

 事実2019年シーズンの床田投手を見てみると、プロ入り当初の線の細いイメージはなく、非常に逞しい身体つきになりました。広島カープは2018年まで3年連続でリーグ優勝を果たし、20台の若手投手が非常に活躍していますが、いずれも右投手です。

 優勝した2016~2018年シーズン3年間通算で見ても、左投手は計5勝のみ。左腕の床田投手が活躍できれば、チーム全体としての幅を広げ、自身の新人王獲得は自ずとチームのリーグ4連覇も近付けることとなるでしょう。この先も安定した投球で、優秀な成績での新人王を獲得してほしいものですね。

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