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広島カープの助っ人外国人、レグナルトの年俸などを徹底調査!ハンマーカーブがすごい・・・

      2019/06/06

 2019年、広島東洋カープは新たに2人の外国人投手を獲得しました。今回はその中で、レグナルト選手についてご紹介します。年俸のほか、来日した時から話題になっていた彼の代名詞とも言えるハンマーカーブなどについて、見ていきましょう。

プロフィール

本名:カイル・レグナルト
生年月日:1988年12月13日(31歳)
出身地:アメリカ合衆国ロードアイランド州プロビデンス
利き腕:左投げ左打ち
ポジション:投手

 ロードアイランド大学を卒業後、2012年に北米独立リーグであるカナディアン・アメリカン・リーグのウースター・トルネードズに入団。

 その後、2014年10月20日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結びました。2017年には3Aに昇格し、2018年には3Aで48試合に登板して4勝1敗3セーブ、防御率4.77の成績を残しました。そして、2018年11月16日に日本の広島東洋カープと契約を結びました。

年俸

 レグナルト投手の年俸は、推定で4,400万円とされております。この他に、1,400万円の契約金と出来高が支払われる契約となります。2018年、広島カープの年俸総額は20億9,348万円で、全球団中6位でした。1人当たりの平均で3,432万円です。

 しかし開幕1軍だった選手だけでの平均を取ると、6,618万円となります。その中での4,400万円という額は、メジャー経験のない選手に対してと考えればそれに見合った年俸なのかもしれませんが、こうした平均の数値から考えればかなり低いと言えるでしょう。

 外国人選手は「助っ人」という扱いでの獲得になるので、平均よりも高い額になることが一般的です。広島には2015年から加入し、先発として4年間に渡って実績を出し続けているクリス・ジョンソン投手、2018年の途中から加入し、日本シリーズでも3試合に登板したヘルウェグ投手などがいます。

 野手の外国人にも目を向けると、2018年に25本のホームランを打ったサビエル・バティスタ選手、ウエスタン・リーグで4冠王に輝いたアレハンドロ・メヒア選手もいます。一軍で登録可能な外国人選手の上限は4人であり、その枠は熾烈な争いをきわめるでしょう。

 そういったこともあり、レグナルト投手の場合は他の離脱する外国人選手が出た際の、保険の意味合いも含めての契約ということが読み取れます。年俸から彼のチーム内における立ち位置を推測できたところで、次は彼の投手としての特徴を見ていきましょう。

ハンマーカーブ

 レグナルト投手には、「ハンマーカーブ」と言う代名詞的存在の武器があります。名前を聞いただけでは、イメージが付きづらいかもしれませんが、これこそが彼の決め球です。パワーカーブに分類されるのですが、まるでハンマーを振り下ろしたかのような落差と力強さがあることから、アメリカでこのように呼ばれるようになりました。

 名前が先行し、キャンプ前から魔球として密かに話題となっていたようですが、実際に披露されると多くの人たちに衝撃を与えました。真ん中付近に来た一見すると甘い半速球のような球が、見逃せばボールかというぐらい、右打者の膝元に近いところまで曲がるのです。

 150km/h近いストレートの後にこのカーブが決まれば、タイミングが取りづらくなるでしょう。逆に、ハンマーカーブを投げられた後のストレートは、160㎞/h近いスピードにも見えることでしょう。一般的に、右打者にとって左投手のボールは内角に迫ることが多くなります。

 その中で彼のハンマーカーブは、デッドボールになるのではと思ってしまうほど鋭い曲がりをするのです。5月13日までの時点で、右打者に対しては32打数2安打、打率.063と完全に抑え込んでおり、非常に効果的な投球を見せていると言えます。

まとめ

 レグナルト投手についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?年俸から見る期待の小ささとは裏腹に、5月22日時点で開幕から18試合に登板し、未だに自責点ゼロ(失点は3)。このため、失点こそあるもののいまだに防御率は0.00のままです。

 ホールドポイントがここまでまだ3であることから、どちらかと言うとまだ楽な場面での登板が多いようです。しかしこの投球を続けられれば、今後は勝ちパターンや接戦での登板も増えてくるでしょう。ハンマーカーブを駆使してどこまで抑えていけるのか、今後も注目していきたいですね。

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