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ヤクルトの村上宗隆内野手、新人王なるか?高校通算本塁打数などをご紹介!

      2019/06/06

 2017年秋のドラフト会議において、東京ヤクルトスワローズはハズレ1位で読売ジャイアンツと東北楽天ゴールデンイーグルスと競合の上、九州学院高校出身の村上宗隆選手を獲得しました。

 当初から非常に期待されている選手であり、ルーキーイヤーはイースタンリーグで素晴らしい活躍を見せました。その村上選手が新人王を取れるかどうか、高校通算本塁打数などと併せて考えてみましょう。

高校通算本塁打数

 村上選手は高校1年時から既にレギュラーとして定着し、唯一の甲子園出場となった1年夏には3番としてクリーンアップを打つなど、早くから活躍していました。高校通算の本塁打数は、捕手ながら52本と長距離砲として十分な成績でした。

 そのこともあり、指名したスワローズは捕手としての守備には期待しておらず、将来の和製大砲候補という打力を期待しての獲得だったため、即座に内野手にコンバート。1年目から内野手として登録されております。

新人王なるか!?

 村上選手は将来の4番候補として、ルーキーイヤーの1年目から主にファームで4番サードとして試合に出続け、実戦経験を積みました。そして2018年6月には、2011年の山田哲人選手以来となる高卒1年目での月間MVPを獲得。

 最終的に打率.288(イースタンリーグ第3位)、本塁打17本(同第2位)、打点70(同第2位)、出塁率.389(同第2位)、長打率.490(同第1位)と、あらゆる打撃指標において高卒1年目とは思えない成績を残し、9月16日に一軍昇格を果たしました。

 この時期は2018年のスワローズにとって、順位決定後のいわゆる消化試合ではなく、クライマックスシリーズ進出を争う重要な時期でした。そんな中昇格即スタメンで出場を果たし、初打席で初本塁打を放つなど、改めて将来性を感じさせました。

 そういったこともあり、2年目となる2019年はキャンプから一軍に帯同し、オープン戦では5本の本塁打を放ち、10代ながら見事に開幕スタメンの座を勝ち取りました。ただ、流石に1軍の一線級を相手にするにはルーキーイヤーのファームのような打撃は見せられず、初ヒットも開幕4戦目。

 そして、開幕してから3カードを終えたところで、打率.103、本塁打1、打点3と苦戦していた上に、守備でも粗さを露呈し、首脳陣は4月14日に各球団と一回り対戦した15試合を終えた段階で、お試し期間は終了したと話しており、その後はベンチスタートとなること等も示唆していました。

 しかし、各球団と一回り対戦したことで実践間隔を養えたのか、ここから急激に活躍を見せます。翌週からの対阪神タイガース戦でも先発で起用されるとガルシア投手、岩田稔投手という実績のある左投手から1つのカードの中で2本の本塁打を放ち、4月18日にはチームトップとなる5本目のホームラン、6試合連続安打と徐々に成績が上がるようになってきました。

 試合に出続ける中で、課題だった三振の多さも改善されつつあり、最近では2ストライクと追い込まれながらも四球での出塁に繋げるケースもあり、日々成長を見せています。そして、5月11日の対読売ジャイアンツ戦では、2桁に乗せるシーズン第10号ホームランを放ちました。

 高卒2年目での2桁ホームランは、ドラフト制度が導入された1965年以降の、50年以上ある長い歴史の中でも村上選手でまだ6人目です。過去には、掛布雅之選手、清原和博選手、松井秀喜選手大谷翔平選手、森友哉選手が達成しております。

 野球をあまり知らない人であっても、耳にしたことのあるような選手ばかりですね。そしてこの10号目、38試合目で記録しましたが、これは1953年に西鉄ライオンズの中西太選手が記録した39試合目という記録を、66年ぶりに更新する偉大なものとなりました。

 ちなみに、中西選手は最終的にこのシーズン36本塁打を放ちホームラン王も獲得しており、村上選手も同程度の本塁打を打つ可能性が十分に考えられます。仮に30本を超える本塁打を高卒2年目までに打つとなれば、1986年の清原和博選手(31本)以来となります。

 5月18日までの試合を終えた時点で本塁打11、打点33という成績を残しており、これはチーム内でもダントツの単独トップという成績です。ヤクルトには、シーズン本塁打日本記録保持者(60本)のウラディミール・バレンティン選手や、日本プロ野球史上唯一の複数回トリプルスリー達成者(3回)の山田哲人選手が在籍しています。

 そんな非常に打力が優れたチームで、そうした偉業を成し遂げた選手たちを差し置いてのトップというのは非常に価値があります。セントラル・リーグ全体で見ても本塁打数は4位、打点は1位タイと既に球界を代表する打者にすらなりつつあります。余程の大きなスランプや怪我が無い限り、新人王の可能性は非常に高く、大本命であると言って良いでしょう。

まとめ

 村上選手は前述の通り、打撃も勿論すばらしいのですが、先輩の選手やコーチをいじるような言動が多かったり、周囲に何かを言われたとしても気にせず飄々としている点でも、10代とは思えない部分が多々あります。

 一方で元々捕手だったという経験もあり、ピンチになると投手のところに行って励ますなど、その振る舞いにも非常に堂々としたものがあり、メンタル面の強さと自分への自信をも感じさせる選手です。スワローズの4番は勿論、日本を代表する選手となる可能性もある村上選手の、更なる成長が楽しみですね。

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